東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

春のポルトガル

(1998年5月)


08. ベレンの塔(リスボン、ポルトガル)

ケルーシュ宮殿を後にした私たちは、12時半にリスボン市内に入った。いよいよ、ポルトガルの都だね。

リシュボアかリスボンか

資料によれば、ポルトガルの首都の名前はリシュボアと言う。リスボンと言うのは、イギリス人が勝手に呼んでいる名前なんだって。

イギリス人は勝手に名前をつける名人だからね。例えば、ブルゴーニュは彼らに言わせればバーガンディ、フィレンツェはフロレンス、プラハはプラーグになっちゃうわけだ。

そんなことはともかく、私達がリスボンの空港に ...

(おいおい、リシュボアちゃうんかい ??)
まあな。やけど、リシュボアって書いても誰もわからへんやろ。それに誰もリシュボアなんて言葉で検索せえへんやん。検索エンジンに引っかからんかったら、サイトの管理人としては、やっぱ寂しいからな。

アサリのワイン蒸し、ヒラメのグリル、イチゴ

さて、リスボンの観光を始める前に、まずは昼食の時間だ。気に入りの緑のワイン ヴィニョ・ヴェルデを飲みながら、料理が出てくるのを待つ。

最初に登場したのはパン。焼きたてだ !! 素朴なパンだけど、香りが芳ばしい。続いて出てきた野菜のスープにひたすと、そのパンが更に美味しい。

それから、ニンニクたっぷりのアサリのワイン蒸し。これが最高。小粒のアサリの歯ごたえがプリプリ。ロンドンの魚屋で売っているハマグリのような巨大なアサリとは違うね。

最後に出てきたヒラメのグリルは、ちょっと塩が効き過ぎ。だけど、添えてあるお米と混ぜ合わせて食べると、ちょうど良い塩加減だ。些か品は悪いが、美味いにこしたことは無いもんね。

最後のデザートは、半分に切っただけのイチゴが山盛り。なんだ、イチゴか。なんて言っちゃイケナイ。このイチゴの味が濃厚なんだ。味に自信が有ったから、こんな素っ気無い出し方をしたのかもしれないね。(ロンドンのファームで収穫した新鮮完熟イチゴも美味いけど、ポルトガルのイチゴには負ける ... 。)




テージョ川にかかる橋 (リスボン、ポルトガル)

テージョ川にかかる橋(リスボン、ポルトガル) お腹もふくれて、いよいよリスボン市内の観光に出発。

バスの中から見かけたのは、川をまたぐ大きな橋。あの橋の下をテージョ川が流れている。

このテージョ川にかかる橋なんだけど、完成したのは1966年。当時はポルトガルを支配していた独裁者の名前をとってサラザール橋と呼ばれていた。しかし、独裁体制を終わらせた1974年4月25日以後、この橋は「 4月25日橋 」と呼ばれている。

ちなみに、テージョ川。スペインではタホ川と呼ばれている。そう、スペインの古都トレドの横を流れる川だね。

ベレンの塔 (リスボン、ポルトガル)

ベレンの塔(リスボン、ポルトガル) ようやく辿り着いたのは、「テージョ川の貴婦人」とも称される「ベレンの塔 Torre de Belem 」(あるいは、サント・ヴィンセントの塔)。

白い優美な姿が美しいとされているんだけど、その目的はリスボンの防衛。テージョ川を行き来する船を監視する為の建物なんだ。

余談ながら、この白い塔の地階には牢がある。満潮時には水が溢れる水牢なんだ。テージョ川の貴婦人は、サディスティックだったみたい。

このベレンの塔が建てられたのは、1515-1521年のこと。エンリケ航海王子が切り開いた大航海時代の真っ最中の頃だね。当時の王様は、ポルトガルの黄金時代を築いたと言われるマヌエル 1世(在位 1485 - 1521年)。彼がポルトガルを治めていた時代に、ヴァスコ・ダ・ガマがインド航路を発見し、カブラルがブラジルを発見したんだ。

ちなみに、ポルトガルの海外進出の歴史に関しては、「ポルトガル略年表 - 06. 大航海時代」に詳しく書いてあるよ。

【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索


次のページ

前のページに戻る 「春のポルトガル」の日程表を見る
旅のインデックス(国名順)に戻る
「ヨーロッパ・ミソラン・ガイド」へ行く
このサイトのトップ・ページへ行く

関連書籍

参考になる・・・かもしれない本を探してみました。(本の題名をクリックすれば詳細が表示されます。)




姉妹サイト 「イタリア三昧+マルタ」



イタリアとマルタに興味のある方は、姉妹サイト「イタリア三昧+マルタ」をチェックしてみてくださいね。ローマフィレンツェナポリピサアマルフィなどイタリア各地、マルタ島とゴゾ島の入門編聖ヨハネ騎士団にゆかりのマルタを尋ねた旅行記を集めました。


姉妹サイト 「ヨーロッパの歴史風景」



ヨーロッパに興味のある方は、この「ヨーロッパ三昧」の姉妹サイトである「ヨーロッパの歴史風景」(先史・古代編中世編近世編近代・現代編)にも行ってみてくださいね。


Copyright (c) 2001 Tadaaki Kikuyama
All rights reserved
このサイトの画像 及び 文章などの複写・転用はご遠慮ください。