東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

春のポルトガル

(1998年5月)


1998年5月1日(金曜日)

01. まずはポルトガルのワインとシーフード・リゾット

今日は5月1日。日本じゃゴールデン・ウィークの真っ最中だ。しかし、イギリスには、そんな楽しいものはない。そもそもイギリスには年間に六回しか祝日が無いんだ。各々がしっかり休暇を取るから、かまいはしないんだけどね。

かくいう私も今日は有給休暇を取っている。今度の月曜日は数少ないイギリスの休みだから、四連休になる。日本のサラリーマンの中では、私は休みをエンジョイしているほうなんだろうねえ。だから、この「ヨーロッパ三昧」の旅のコーナーにも、たくさんの旅行記があるわけだ。

今回の旅はポルトガル

ポルトガル略図 さて、今回の旅の行き先はポルトガル。ミゼラブルな天気が続いているイギリスと比べれば、ポルトガルには春がきているに違いない。

余談ながら、今年のロンドンの四月の天候は最悪だった。雨の多さでは18世紀以来、日照時間の少なさは19世紀以来の記録を塗り替えたんだそうだ。

(ほお、エライ新記録やな。うれしくないやろけど ... 。)

ロンドンからリスボンへ

ロンドンのヒースロー空港を離陸したのは午前9時前。イギリスからヨーロッパ大陸へ飛ぶときには、時計を1時間進めるのが普通だ。しかし、ポルトガルへ行く場合にはその必要が無い。イギリスとポルトガルとの間には時差が無いと言うわけだ。

ロンドンからリスボンへのフライトの所要時間は約2時間。その時間を利用して、ポルトガルについて勉強しておく。このところ仕事が忙しくて全く予習をしていないんだ。

そもそも自分達がポルトガルの何処へ行くのかも知らない。今回の旅はロンドンにある日系のM旅行社のツアーだから、なんとかなるんだけどね。そういえば、このツアーへの参加を決めたのも、ほんの10日ほど前だったなあ。

私達がリスボンの空港に到着したのは午前11時前。入国手続の際、スタンプを押してくれた係官に「オブリガード(ありがとう)」と言う。飛行機の中で勉強したんだ。しかし、相手もなかなかやるぞ。「アリガトウ」と返してきた。

リスボンを出発し、カスカイスで休憩

入国手続を終え、迎えに来ていたツアーのバスに乗り込んだのが12時前。今回のツアーの参加者は10人。それに添乗員氏、現地ガイド、現地に住んでいる日本人ガイド、そしてバスの運転手氏の計14人の御一行だ。うんうん、このくらいの人数がちょうど良いねえ。旅行会社にとっては採算が悪いかもしれないけど。

カスカイスの港 ポルトガルでも有数のリゾート地カスカイスでバスを降りる。ちょっと休憩、そのついでに記念写真というわけだ。

かつてはひなびた漁港だった。だけど、昔のポルトガルの王族がここに別荘を建てたもんで、今のようなリゾート地に発展しちゃったんだ。

珍しい話じゃないね。イングランド(イギリス)の南部にあるブライトンの街も似たような歴史を持っている。

ところで、そのポルトガルの王族(つまりはブラガンサ家)なんだけど、西暦1910年に革命によってポルトガルの王政が廃止され、今じゃポルトガルには王族はいないんだ。




お昼のメインはシーフード・リゾット

海辺の村にあるレストラン、「ア・テンディニャ」と言う店に入ったのは 1時過ぎだった。テーブルの上には、ゆでたエビやオリーブなどが用意されている。全く大した料理じゃないね。でも、美味しい。素材が良いんだろうなあ。

ポルトガルのシーフード・リゾット サラダに続いて、メインのシーフード・リゾットが登場。エビ・カニ・ムール貝など海の幸がたっぷりだ。

どうってことのない料理なんだけど、やっぱり美味い。ポルトガルはなかなか美味いぞ。先が楽しみだねえ。

ちなみに、このシーフード・リゾットは、現地の言葉で「アロース・デ・マリスコス Arroz de Mariscos 」というらしい。

ヴィニョ・ヴェルデ (緑のワイン)

緑のワイン ヴィニョ・ヴェルデ お昼に飲んだのは、ヴィニョ・ヴェルデ(緑のワイン)という種類のポルトガルのワイン。

これが爽やかで良いねえ。お昼に飲むには最適だ。豪華ディナーと合わせて飲みたいとは思わないけどさ。

緑のワイン ヴィニョ・ヴェルデ (ポルトガル)

  • 「ヴィニョ・ヴェルデ Vinho Verde」は「緑のワイン」を意味する言葉。このワインが緑色をしているわけじゃない。普通の白ワインよりも、ほんのわずかに緑色を帯びているようにも見えるけどね。

  • ヴィニョ・ヴェルデは、ポルトガルの北西部、ミーニョ川とドウロ川にはさまれた地域(ポルトガルでも最大のワイン生産地)で生産される。

    この地域では、古代ローマ時代からワインのためのブドウ栽培が行われていた。1世紀の古代ローマ皇帝ドミティアヌスがブドウ生産を抑制する命令を出したことが記録されているらしい。

  • アルコール度数は 8 - 11.5 % と軽い。しかも酸味がきいて爽やかな風味を特徴とする。

  • 殆んどは白ワインだが、一部には赤のヴィニョ・ヴェルデも生産されている。

    飲んでみたい !!

  • かすかに発泡性を帯びている。但し、この泡はワインの中のリンゴ酸が乳酸に変化する際に出る炭酸ガスによるもの。いわゆるマロ・ラクティック発酵が原因となっている。

【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索


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