梅雨の大原・京都
ガーデニング日記 「急性ラベンダー症候群」

梅雨の大原・京都


27. 東林院の沙羅の花(花園)

「沙羅の花を愛でる会」

この東林院には、樹齢 300年と言われる立派な沙羅の木がある。その沙羅の木が花をつけるのが、6月の下旬から7月の初旬にかけてのこと。

この東林院では、沙羅の花の時期に「沙羅の花を愛でる会」(2001年は6月15日から7月5日まで)を催している。そのために多くの人々が集まるわけだ。

この会に参加するには、予約は不要。というよりも、正しくは予約は受け付けていない。私たちも予約しようと電話を入れたんだけど、「当日、来れば大丈夫です。」と言われちゃった。確かに座敷も広いし、予約は不要みたいだけどね。

沙羅の花

多くの観光客と一緒に、庭に向かって腰を降ろす。目の前には有名な沙羅の木。見上げれば、沙羅の花。

ところがだ、東林院の樹齢 300年という沙羅の木は、あまりに大木。花だってはるか上のほうで咲いている。

梢の沙羅の花 もちろん、何度もシャッターを押したけど、画像があまりに小さいんだ。やはり強力な光学ズームの付いたデジカメが欲しいなあ。

と愚痴を言っても始まらない。沙羅の花の画像を見たい人は、ココをクリックしてね。大原にある宝泉院で撮影した沙羅の花の画像を見ることが出来ますよ。




落花

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色 ... 」とあるのは、言わずと知れた平家物語。

平家物語がそう書くのにも理由がある。沙羅の花は、咲いてから数時間で落ちてしまうのだそうだ。それもひらひらと散るのではなく、椿の花のように落ちる。だから沙羅の別名は「夏椿」。

あまりに木の梢が高すぎて花を近くで見ることが出来ないんだけど、良く手入れされた庭に散らばる沙羅の花はじっくりと見ることが出来る。落花ならではの趣き。それが下の画像。

沙羅の花の散る庭


東林院
  • 京都市右京区花園妙心寺山内

  • 075-463-1334

【参考】ホテル検索 (JTB)


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