梅雨の大原・京都
ガーデニング日記 「急性ラベンダー症候群」

梅雨の大原・京都


26. 東林院の精進料理(花園)

精進料理

精進料理 桔梗の咲く庭に面した御座敷で待つ私たちの前に運ばれてきたのは、精進料理の数々。

精進料理 ... というから、大して期待はしていなかったんだけど、意外に美味しいんだねえ。驚いちゃった。

美味しいだけでなく、脂肪分は殆んど無い。ロー・ファットというよりも、むしろノー・ファットだ。しかも、様々の野菜がふんだんに使われている。

こんな料理が健康に良いのは間違いないネエ。しかし、これを毎日食べていたら、やっぱり脂っこいのが食べたくなるんだろうなあ。

(ああ、そりゃ持たんやろ。キミの場合、月曜日から金曜日まで、お昼はいつも牛丼を食べたい奴やからなあ。牛丼とカレー無しでキミが生きていけるわけがないやん。)

野菜で出来た沙羅の花

沙羅の花 上の画像の右奥の隅っこに置かれた皿の上には、野菜で作られた沙羅の花(右の画像)がある。

精進料理が今日の脇役グループとすれば、この沙羅の花は準主役というところかな。(大原で見た沙羅の花については、ココをクリック。)




薬水

精進料理だろうと何だろうと、美味しいものを食べるときには、それなりの飲み物が必要だよね。

「すみません !! ビール ... じゃなくて、麦薬水をください。」

薬水 精進料理の世界では、ビールなんて言っちゃイケナイらしい。あくまでも「麦薬水」なのである。

その他には、薬水(清酒)や冷薬水(冷酒)なんてのもある。じゃあ、ワインは葡萄薬水だろうか ... 。

お品書き

食事を終えて奥の座敷を出るときに、廊下に貼ってあるお品書き(下の画像)が目に入った。その左端に書いてある名前が「阿じろ」。妙心寺の門前にある精進料理専門の料亭の名前だ。なるほど、今日の料理も美味しいはずだよねえ。ちなみに、食事代も拝観料に含まれている。精進料理代・お茶代込みで、拝観料は 5,250円でした。

お品書き


もう一度、上の画像を見てくださいな。右端のほうに「沙羅の花を愛でる会」と書いてある。そう、この季節の東林院の「旬」というのは沙羅の花のことなんだねえ。

お堂の中で熱心に庭を見詰めていた人々は、沙羅の花を見ていたわけだ。では、そろそろ私たちも沙羅の花を見に行きますかね。

大原の精進料理

このサイトの中にあるもう一つの京都の旅行記「紅葉の大原・高雄(京都)」では、大原のお寺の精進料理をご紹介しています。そちらにも寄り道してくださいね。

【参考】ホテル検索 (JTB)


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