東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅
というテーマなのですが、 ・・・ 今回は、

食べ歩き香港 - 入門編
2001 年 8 月


30. 旅の締めくくり

少し余った時間を利用して、デパートの中を散策。食品売り場は、見るだけでも楽しいね。驚いたのが漢方薬売り場。鹿のオチン??の干物がチン列されておりました。

地下鉄に乗り、香港島の中環駅で下車。ホテルに戻り、スーツ・ケースを受け取る。カフェで休憩した後、エアポート・エクスプレスで空港に向かう。

空港で鴨ヌードル

チェック・インや出国手続を済ませ、時間までカフェで休憩。

空港の鴨ヌードル 食事をするつもりは無かったんだけど、メニューにあった鴨のヌードルについつい目が止まった。

空港のカフェの料理なんて不味いに違いない ... と思いながらも、鴨のヌードルを注文。ところが、これが意外にイケルんだから、香港恐るべしだな。

ついでながら、家内によれば、タピオカ入りミルク・ティー(右上の画像にも写っている)もなかなかだとのこと。どう考えてもゲテものだと思うんだけどねえ。




返還後の香港

香港が中国に返還されたのは1997年7月のこと。残念ながら私は返還前の香港を見る機会を持てなかったから、返還の前後の香港を比較することは出来ない。だけど、今回の短い旅で受けた印象から言えば、返還は香港に大きな影響を与えてはいないみたい。

但し、香港に詳しいジュリさん(ホームページはココをクリック)によれば、中国への返還が決まってから、香港の人たちが英語を学ぶことが少なくなったらしい。確かにタクシーの運転手さんでも英語を話す人が少ないものねえ。

あるイギリス婦人の思い出

香港と中華人民共和国といえば、あるイギリス人のことが頭に浮かぶ。家内と私が渡英した1993年からしばらくの間、家内に英語を教えてくれた御婦人なんだけどね。

彼女は子どもの頃に中国に住んでいたんだ。お父上が中国で工場を経営していた関係でね。そして1949年、共産党支配下に中華人民共和国が成立し、彼女達の一家は香港に逃れた。

だけど、彼女の父上は中国大陸に抑留され、工場の運営を人々に教えることを命じられた。父上が解放されるまでの 2年間を、彼女たち一家は香港ですごしたんだ。

その彼女は、第二次世界大戦中にも苦い思いをしている。中国を占領した日本軍によって、彼女達一家は収容所に入れられていたらしい。反日家になっても不思議ではないのに、彼女は私達に親切にしてくれた。彼女の友情に今でも感謝しているんだ。


香港では1956年には白人に対する暴動が起こり、当時のスイス副領事の夫人が死亡している。1967年には文化大革命の影響を受け、反英暴動も起こっている。今ではグルメとショッピングの都となっている香港だけど、この狭い土地に様々な思いを抱く人々は今でも多いに違いないんだ。

土産物

土産物 自宅に辿り着いたら、いつもの様に土産物の記念撮影(右の画像)。

今回の旅の土産物のハイライトは、シャンハイ・タン中国茶かな。

記録更新

香港では、ひたすら食べて飲んだわけだ。当然ながら体重は大幅に増加した。しかも、この旅の後、郷里の四国で夏休みをすごし、ついでに高知で土佐の珍味を食べ、とうとう私の体重は過去最高記録を突破してしまった。

過去一年間のダイエットの努力は水の泡と消えたわけだ。でもね、それでも後悔はしていないんだ。香港は、それほど美味しかったからねえ。(観光は少しだけだったけどね。)

追記

いやはや、初めて香港の旅行記を作ったんだけど、難しいわ。というのも、漢字がねえ、日本のとは少し違うから。正確な字を出すのに苦労しちゃったんだ。。

例えばシャンハイ・タン。「上海」は良いけど、タンという字が出てこないんだよね。「灘」という字に似ているんだけど、ちょっと違うし ... 。結局はカタカナで書いちゃった。やはり、ヨーロッパの旅行記のほうが作りやすいみたい。

【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索


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