梅雨の大原・京都
ガーデニング日記 「急性ラベンダー症候群」

梅雨の大原・京都


14. 勝林院へ(大原)

大原の奥へ

三千院前 昨日と同じく、三千院の門前に軒を列ねる土産物屋を通り過ぎ、奥へ奥へと歩く。

赤い橋を渡り、更に奥へ。

勝林院(大原寺)

実光院の前を素通りし、小路が突き当たったところにあるのが、勝林院(大原寺)だ。これが大原では歴史のあるお寺なんだ。昨日訪ねた宝泉院実光院も、この勝林院の僧坊として建てられたものだものね。

勝林院(大原寺)
  • 9世紀に中国(唐)に留学した慈覚大師(円仁)が仏教音楽ともいうべき声明を持ち帰り、9世紀半ばに比叡山に声明の道場を開いた。

  • 寂源は西暦1013年に声明の道場を大原の里に移し、大原寺(勝林院)を建立した。

  • 西暦1186年、浄土宗の宗祖である法然が、ここで大原問答を行った。

  • それ以来、声明を学ぼうとする多くの学僧が、大原に集まるようになった。

  • 西暦1736年、火災により焼失。

  • 西暦1778年、皇室や徳川家の援助を得て、欅作りの本堂が再建された。



歴史を反映して構えは立派なんだけど、これといって観光客を呼べる名物が無いもんだから、この中に入る観光客は極めて少ない。ここまで来た観光客の殆んどは、左に曲がって宝泉院に行っちゃうみたい。

今の勝林院には住職もいなくて、宝泉院実光院の住職が、一年交替でお守をしているのだそうな。




でも、雨降りの勝林院(下の画像)、実はなかなか素敵なお寺なんだ。大原の里では、私の好きな場所の一つなんだよねえ。

勝林院


上の画像にも写っているけど、境内への入口にある小さな橋は、「来迎橋」と呼ばれている。橋を渡ると、そこは極楽浄土なんだって。じゃあ、勝林院をご案内しましょうかね。

【参考】ホテル検索 (JTB)


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