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ヴァレンシアの火祭りとバルセロナ (スペイン 1999年3月)
1999年3月19日(金曜日) 01. パエリャで腹ごしらえをして街へ
ロンドンのガトウィック空港を離陸したのが、午後 1時半。イギリスとスペインとの時差が 1時間あるから、機内で時計の針を進めて午後 2時半。ヴァレンシアの空港に到着するのは現地時間で 4時半の予定だ。 |
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| (また怠惰な旅になりそうやなあ。) |
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| それが今回の旅は違うんだ。二泊三日で短いんだけど、中身は盛りだくさんだから、かなり忙しいんだよ。 |
やがて主役のシーフードのパエリャ(パエジャ)の登場。「熱いからね。どいて、どいて !! 」と店の係りが運んでくる。
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イスラムによる征服とパエリャ(パエジャ)西暦714年、西ゴート王国の支配下にあったヴァレンシアが、アフリカから侵入してきたイスラム勢力によって征服された。彼らは発達したアラブの技術を以って、この地域で灌漑事業を行った。そして、ヴァレンシアはスペインでも有数の米作地帯となったわけだ。余談ながら、スペイン語で灌漑に関する言葉には、アラビア語に起源を持つものが多いらしい。例えば、灌漑の中心にある水車は「ノリア」あるいは「アセーニャ」。どちらも、その起源はアラビア語にあるらしい。 ついでに余談をもう一つ。スペインを征服したアラビア人は、新しい農作物を持ち込み、スペインの農業を発展させた。サトウキビ、ナス、スイカ、綿花、ほうれん草、アーティチョーク、オレンジ、レモン、ライム、そして米。 そのおかげで、ヴァレンシアの名物料理「パエリャ(パエジャ)」が発達。今ではヴァレンシアだけじゃなく、スペイン全土、というよりも世界各地の人気料理になっているよね。 ちなみに、イスラム教徒によってスペインに伝えられたお米の文化は、キリスト教徒のヨーロッパにも大きな影響を与えたんだ。スペインからフランス南部のプロヴァンス、そしてイタリアにまで広がった美味しい料理。そう、リゾットだよね。 スペインに見る様々な文化スペインの食生活にイスラム文化が色濃く反映されているんだけど、その他にもスペインではイスラムゆかりのものを見ることが出来るよね。例えば、グラナダにあるアルハンブラ宮殿、コルドバのメスキータもそうだな。また、スペインには中世に移り住んできたジプシー文化も色濃く反映している。その典型がフラメンコだよね。但し、ジプシーのヨーロッパにおける存在には、善悪両面があるよね。例えば、私はイタリアのミラノでジプシーに襲われた経験があるんだ。
(話をヴァレンシアに戻さなきゃ。) ヴァレンシアの火祭りに集まる人々(スペイン)
お腹も膨れたことだし、私達もヴァレンシアの火祭りを見に行くことにしますか。
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