東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

ヴァレンシアの火祭りとバルセロナ

(スペイン 1999年3月)


02. ヴァレンシアの火祭り(ファジャ)の人形(スペイン)

広場に集まる人々が取り囲んでいるのは、ヴァレンシアの火祭りのために作られた大小さまざまな人形。

ヴァレンシアの火祭りの人形(スペイン)
そんな楽しい人形なんだけど、祭りの最後には燃やされてしまう。それがヴァレンシアの火祭り。

そして、今日が火祭りの最終日。この人形を見ることが出来るのも、残り数時間しかない。深夜には一斉に火がつけられることになっている。
ヴァレンシアの火祭りの人形(スペイン)
美女・騎士・闘牛士・天使・人魚・ピエロ・動物などなど、火祭りのために作られる人形は、ヴァレンシア全体で数百にも及ぶらしい。

どれもユニークな人形ばかりで、それを見て歩くだけでも楽しいんだ。

ヴァレンシアの火祭りの人形(スペイン)

「ヴァレンシアの火祭り」
(「ファジャ」、あるいは「サン・ホセの火祭り」)

  • 火祭りの起源は、必ずしも定かではない。一説には、その起源は古代ローマ時代にも遡るとも言われる。一般的には、13世紀頃の木工業者の組合の習慣が、火祭りの起源だとされている。

  • 明るい夏には、木工職人達は家の軒先で仕事をする。でも、暗くて寒い冬には、彼らは屋内で明かりを灯して仕事をする。そして、春になると、明かりを灯すために使った木の棒を燃やす。ついでに木材のクズも一緒に燃やしてしまう。それが3月19日の火祭りの起源なんだ。

  • 木工職人達の守護聖人の名はサン・ホセ。そして、3月19日はサン・ホセの祝日。だから、火祭り(ファジャ)の別名は、「サン・ホセの火祭り」。

  • 18世紀のこと、ある木工職人が、明かりを灯していた木の棒に古着を着せ、帽子をかぶせた。それを他の木工職人達がマネをした。やがて、人々は人形作りを競い始めた。

    更に、木工職人だけじゃなく、一般の市民まで人形作りの競争に加わり、ヴァレンシアの火祭りの人形の数も増え、見るだけで楽しい人形で街が飾られるようになった。

  • そして、19世紀から20世紀。ヴァレンシアの火祭りは、更に盛んに催されるようになった。当初は一日だけだった祭りが、19世紀末には二日間になった。次いで三日間になり、今では一週間にわたって催され、各地から観光客を呼び集めている。

    私もその観光客の一人なんだけど、日本から来ていたツアーも、何組か見かけたね。

  • 火祭りの時期にヴァレンシアに来ることの出来ない人のためには、火祭り博物館もある。毎年行われる火祭りで、最優秀とされた人形が展示されているらしいよ。




市役所前広場のガリバー(ヴァレンシア、スペイン)

この年の火祭りの人形の中でも最も大きなものは、市役所前広場のガリバー(下の画像)かな。それを見るためか、たくさんの人々が市役所前広場に集まり、とんでもない大混雑になっていたね。

市役所前広場の巨大なガリバーの人形(ヴァレンシアの火祭り、スペイン)

【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索


次のページ

前のページ
「ヴァレンシアの火祭りとバルセロナ(スペイン)」の日程表
旅行記「バルセロナで冬の休暇(スペイン)」
旅行記「春のスペイン」 トレド、マドリッド、セゴビア、闘牛
旅のインデックス(国名順)に戻る
「ヨーロッパ・ミソラン・ガイド」へ行く
このサイトのトップ・ページへ行く

関連書籍

参考になる・・・かもしれない本を探してみました。(本の題名をクリックすれば詳細が表示されます。)




姉妹サイト 「イタリア三昧+マルタ」



イタリアとマルタに興味のある方は、姉妹サイト「イタリア三昧+マルタ」をチェックしてみてくださいね。ローマフィレンツェナポリピサアマルフィなどイタリア各地、マルタ島とゴゾ島の入門編聖ヨハネ騎士団にゆかりのマルタを尋ねた旅行記を集めました。


姉妹サイト 「ヨーロッパの歴史風景」



ヨーロッパに興味のある方は、この「ヨーロッパ三昧」の姉妹サイトである「ヨーロッパの歴史風景」(先史・古代編中世編近世編近代・現代編)にも行ってみてくださいね。


Copyright (c) 2002 Tadaaki Kikuyama
All rights reserved
このサイトの画像 及び 文章などの複写・転用はご遠慮ください。