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東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅
イタリア北部
1996年9月
10. サン・ジョヴァンニ洗礼堂 (フィレンツェ)
誰かが部屋のドアをノックしている。せっかく気持ちよく昼寝をしていたのに誰だ。と思ったら、ホテルの掃除のおばさんだった。彼女も仕事だから仕方が無い。
慌てて身支度をして部屋を出る。せっかく起こしてもらったのだから、再び観光に出かけよう。
しかし、ホテルを出ると雨。ホテルのカフェに逃げ帰り、寝起きのコーヒーを飲みながら、雨を眺める。
洗礼堂へ
雨がやんでカフェを出る。歩いて 10 分、ドウオモの前の洗礼堂に到着。
まだ行列が残っている。彼らは雨の中も並んでいたのだろうか。根性のある観光客が多いものだと感心する。
遅かれ早かれ私たちも行列に加わるつもりなのだが、その前に扉を見る。ギベルティの「天国の扉」のコピー(右上の画像)だ。(オリジナルは、ドウオモ博物館の中に展示されていた。)
ギベルティが「天国の扉」を制作したのは、西暦1401年にサン・ジョヴァンニ洗礼堂門扉制作コンクールに優勝した結果なんだけど、その際に敗れたのがフィリッポ・ブルネレスキ。そのブルネレスキは、後にドゥオモのクーポラを完成させる建築家になるんだから、コンクールに敗れて良かったような・・・神様の思し召しかな。
洗礼堂の中のビザンティン風モザイク
行列に加わり、待つことしばし。ようやく洗礼堂の中に入ることが出来た。
洗礼堂内部の天井には、ビザンティン風のモザイク画(右上の画像)が残されている。 13 世紀の作品なのだそうだ。
モザイク
イタリアにおけるビザンティン風のモザイク画のメッカは、かつてビザンティン帝国の総督府が置かれていたラヴェンナの街。
5世紀から6世紀にかけて建てられたラヴェンナの教会には、当時のモザイク画が今でも輝いている。
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