東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

ニース・エズ(フランス)とモナコ大公国の旅

+ロンドン (2002年2月)


20. ニースにあるシャガール美術館
(コート・ダジュール、フランス)

エズ村のレストラン「シャトー・エザ」で地中海を見下ろしながらの食事を楽しんだ後、レストランが呼んでくれたタクシーでニースに舞い戻る。家内から出された課題の次のイベントがニースに残っているからね。

(出張とロール・プレイング・ゲームがごっちゃになってるで。レストランの予約ばかり入れている旦那も旦那やけど、奥さんも出張について勘違いしてないか...!? )

ニースのシャガール美術館
(コート・ダジュール、フランス)

ニースにあるシャガール美術館の外観(コート・ダジュール、フランス) 家内に与えられた次の指令は、ニースのシャガール美術館を見てくること。最近の家内にとって、シャガールは気になる存在なんだって。

エズ村から乗ったタクシーを、シャガール美術館の門の前で降りる。右の画像が、オリーブの木の奥にあるシャガール美術館の建物だ。

ニースのシャガール美術館は、正確には「マルク・シャガール聖書メッセージ国立美術館」というらしい。美術館で展示されている作品の多くは、1966年にシャガール自身によってフランスに寄贈されたものなんだそうな。それらの絵画を中心にニースにマルク・シャガール国立美術館がオープンしたのが西暦1973年のことだった。




そんなシャガール美術館の内部の様子が下の画像。もちろん、聖書をモチーフにしたシャガールの作品がたくさん展示されている。但しユダヤ人として生まれたシャガールの作品は、旧約聖書を取り上げているんだ。

ニースにあるシャガール美術館の内部(コート・ダジュール、フランス)

上の画像の右手奥に写っている黄色をベースとした絵は、「律法の石板を受け取るモーゼ」。シナイ山において神と契約したモーゼが、十戒を刻んだ石板を受け取っているところを描いたものだね。

マルク・シャガールと聖書

(シャガール美術館のオープニング・セレモニーの際のシャガールの言葉の抜粋。)

「私達の人生が続く限り、愛と希望の色でそれを彩るべきだ。 ・・・(略)・・・ 芸術と人生を完成させるものは聖書の根源に発している。」

せっかくだから、シャガールが描いた聖書の世界を見てみることにしようよ。彼が彩る「愛と希望の色」、そして芸術と人生を完成させる何かがある聖書の世界が少しは見えるかもしれない。



さて、このシャガール美術館を2002年6月に見てきた エリー さんからメールをいただきました。これからニースに行かれる皆さんにも参考になりそうですので、ご本人の了解を得て、ここに掲載させて戴きますね。

シャガール美術館について
(エリーさんのメールから)

キクさん、おはようございます。

6月にフランスから帰国しまして、時差ぼけがかなりひどくて夜中に目が覚める始末でした。やっぱり海外旅行は慣れですね。めったに行かない人間には、その後の仕事の日々が辛かった〜。です。(笑)

ニースの「シャガール美術館」は感動の一言でした。ステンドグラスあるのコンサートホールでは2,3人の人がいましたが、私も椅子に座ってゆっくりステンドグラスをながめていると動きたくなくなって、思わず目がうるうるしてきました。

ツアーだったので、見学時間が50分程度しかなかったこととカメラ撮影禁止がショックでしたが、かなり満足しました。

でも、キクさんのHPには私が行った所がほとんど写真つきであるので、うれしくなって帰国後またまた見ていました。そういえば、セナンク修道院のラベンダーは見頃から1週間ほど早かったのですよね〜。しっかり、ラベンダー色に染まった絵ハガキは購入しましたけど。

帰国後、つれあいと「また行きたい」ってすご〜く思った今回の旅でした。今度は、もう少し「フランス語」をお勉強して・・・。

キクさんのHPにはまってるエリーより。

エリーさん、有難うございました。これからもどんどん旅行してくださいね。またメールを戴けるのを楽しみにしていますよ。ところで、メールを掲載させて戴いたエリーさんがホームページを開設されました。もちろん、シャガール美術館に関するページもありますよ。下にリンクしておきますから、遊びに行ってみてくださいね。


さて、次のページはいよいよシャガールの描いた聖書の世界ですよ。

【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索


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