アブラハムと三天使(シャガール 1960-1966年)下の画像は、シャガールが描いた「アブラハムと三天使」。旅の途中の三人(天使も「人」で良いの ??)の天使をもてなすアブラハムを描いた絵だね。三人の天使は、堕落した街ソドムとゴモラを滅亡させに行く途中だったんだ。でも、三天使は、ついでといっては何なんだけど、重要なメッセージを残していった。 イサクとイシュマエル三天使によれば、当時既に99歳のアブラハムとその妻で90歳のサラ(上の絵ではアブラハムの左に描かれている)との間に、やがて子供が出来るという。やがて二人の間にはイサクという子供(「イサクの犠牲」の物語で有名)が生まれ、その子孫がイスラエルの民族となったわけだ。つまり、アブラハムはイスラエルの人々の祖先というわけだ。 但し、老齢になるまで妻のサラとの間に子供の出来なかったアブラハムなんだけど、イサクの誕生の前にハガルという女奴隷との間に息子イシュマエルをもうけていたんだ。 やがて、サラとアブラハムとの間にイサクが生まれると、ハガルとイシュマエル母子は荒野に追いやられてしまった。しかし、二人は荒野で生き延びた。そして、イシュマエルの子孫はアラブ人となった。
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