東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

ニース・エズ(フランス)とモナコ大公国の旅

+ロンドン (2002年2月)


21. シャガールが描いた聖書の世界 -1.
(シャガール美術館、ニース、フランス)

「神と地上の契約のしるしの虹」(シャガール 1931年)

シャガールが描いた「神と地上の契約の印の虹」(シャガール美術館、ニース、フランス) 右の画像は、シャガールが1931年に描いた「神と地上の契約のしるしの虹」。

眠るモーゼの夢の中に天使が姿を見せ、モーゼと神との間に契約が成立したことを知らせた。

神と人々とを結ぶ橋としての虹をシャガールは描いた。

「人類の創造」(シャガール 1956-1958年)

シャガールが描いた「人類の創造」(シャガール美術館、ニース、フランス) 右の絵は、シャガールが描いた「人類の創造」。天使に抱かれているのが、作られた(産まれた)ばかりの人類の祖アダムなんだ。

そして右上の虹色の太陽の周囲には、人類の未来が描かれている。画像が小さくて恐縮なんだけど、例えば太陽の左には十字架にかけられたキリストが描かれている。




アブラハムと三天使(シャガール 1960-1966年)

下の画像は、シャガールが描いた「アブラハムと三天使」。旅の途中の三人(天使も「人」で良いの ??)の天使をもてなすアブラハムを描いた絵だね。

シャガールが描いた「アブラハムと三天使」(シャガール美術館、ニース、フランス)

三人の天使は、堕落した街ソドムとゴモラを滅亡させに行く途中だったんだ。でも、三天使は、ついでといっては何なんだけど、重要なメッセージを残していった。

イサクとイシュマエル

三天使によれば、当時既に99歳のアブラハムとその妻で90歳のサラ(上の絵ではアブラハムの左に描かれている)との間に、やがて子供が出来るという。

やがて二人の間にはイサクという子供(「イサクの犠牲」の物語で有名)が生まれ、その子孫がイスラエルの民族となったわけだ。つまり、アブラハムはイスラエルの人々の祖先というわけだ。

但し、老齢になるまで妻のサラとの間に子供の出来なかったアブラハムなんだけど、イサクの誕生の前にハガルという女奴隷との間に息子イシュマエルをもうけていたんだ。

やがて、サラとアブラハムとの間にイサクが生まれると、ハガルとイシュマエル母子は荒野に追いやられてしまった。しかし、二人は荒野で生き延びた。そして、イシュマエルの子孫はアラブ人となった。

【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索


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