ニース・エズ(フランス)とモナコ大公国の旅+ロンドン (2002年2月)
22. シャガールが描いた聖書の世界 -2.
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「楽園」(シャガール 1961年)右の画像は、シャガールが描いた「楽園」の一部、エデンの園で寄り添って立つアダムとイヴだ。しかし、その左にはうっすらと蛇が描かれている。やがて知恵の実を食べ、楽園から追放されてしまう二人の運命を予告している。 「ソロモン雅歌 IV」(シャガール 1958年)下の画像は、シャガールが描いた「ソロモン雅歌 IV」。ギリシャ神話のペガサスのような翼のある馬に乗っているのは、古代イスラエル王国の王ダヴィデとその愛人のバテシバなんだって。ダヴィデとバテシバの間に生まれ、古代イスラエル王国の黄金時代を築いたソロモン王は、シバの女王との知恵比べで有名なんだけど、他方で女性関係も盛んだったらしい。一説には、ソロモン王には妻が700人と妾が300人いたとも言われているんだ。 ちなみに、ソロモン王の死後、イスラエルの王位を継いだのは彼の息子レハブアムだったが、シバの女王との間に出来た子はエチオピア王家の祖となったとも言われているんだ。
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