梅雨の大原・京都
ガーデニング日記 「急性ラベンダー症候群」

梅雨の大原・京都


22. 詩仙堂の庭(一乗寺)

のんびりと漢詩を楽しむことも出来る詩仙堂。そのもう一つの魅力は庭だよね。

余談ながら、「詩仙堂」は、正確には「凹凸家(おうとつか)」と称する建物の一部なんだそうな。その意味は「デコボコした土地に建てられた棲家」なんだと。確かに詩仙堂の庭は起伏が大きいね。

水滴 その庭を歩きながら撮った画像の一つが右にある。植物の名前は、家内によるとヒペリカム(あるいはハイペリカム)。

聞いたこともない名前だけど、この際はどうでもよろしい。なんせ私が着目しているのは、水滴なんだもの。先に書いたけど、どうにも水滴大好きな私なんですねえ。

色々と名物のある詩仙堂の庭だけど、石川丈山自身が気に入っていたのは、鹿おどし(あるいは、「僧都(そうず)」)。庭の隅っこでカッコーンとなるアレだよ。水がたまると竹筒がひっくり返って音をたてる奴ね。その鹿おどしを発明したのも、石川丈山だと伝えられている。




庭に向かって開け放たれた庵の片隅に腰を下ろし、のんびりと庭を眺めながら、ときおり聞こえてくる鹿おどしの音に耳を澄ますわけだ。

詩仙堂の庭

紅葉の蓮華寺

このサイトの中にあるもう一つの京都の旅行記「紅葉の大原・高雄(京都)」では、紅葉の蓮華寺をご紹介しています。詩仙堂を建てた中心人物である石川丈山や狩野探幽が建築に協力したお寺なんです。その蓮華寺で燃え上がる紅葉も見事ですよ。

【参考】ホテル検索 (JTB)


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