ガーデニング日記 「急性ラベンダー症候群」
梅雨の大原・京都
21. 詩仙たちの庵(一乗寺)
詩仙堂の建物は、右の画像に見えるように、庭に向かって開け放たれている。
ここを訪れた観光客は、思い思いの場所に腰を下ろし、庭を眺めることが出来るわけだ。
「詩仙」堂
この建物は詩仙堂と呼ばれている。建物の中には昔の中国の詩人の肖像画と代表的な詩が掲げられていることから、そう名付けられたらしい。
例えば右の画像は杜甫の肖像画と詩。
この詩仙堂の中には、詩の書き込まれた中国の詩人の肖像画が 36枚ある。
詩仙堂を建てた石川丈山が中国の詩人の中から36人を選び出し、狩野探幽が肖像画を描き、そこに丈山が詩を書き込んだもの。
学生時代の私は、ここに来て漢詩を読むことが好きだった。といっても漢文が得意だったわけじゃないよ。むしろ、その逆だな。
高校時代の私は 2年生まで理科系だった。3年生になり、志望する学科の関係で文科系に移った。しかし、古文や漢文はチンプンカンプン。
それが悔しくて大学時代に自分で漢文を勉強したわけだ。そんなこともあり、この詩仙堂へ来ては詩を読む。白文(返り点などのない漢文)を読めるとうれしかったというわけ。
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