ガーデニング日記 「急性ラベンダー症候群」
梅雨の大原・京都
20. 詩仙堂の門(一乗寺)
曼殊院を出て、森と住宅地の間の小路を歩くこと約 15分。到着したのは京都市の北東部一乗寺にある詩仙堂。
詩仙堂というのは、1641年に石川丈山が建てた庵。石川丈山は、漢詩・隷書の大家でもあり、また文人茶の開祖ともなった人物。といってもタダの文人というわけでもない。もともとは徳川家康に仕えたこともある侍だったんだって。
組織を離脱して、自分の趣味で身を立てたわけだ。私も含めてだけど、現代のサラリーマンからすれば、目指すべき人物像かもしれないねえ。
詩仙堂の門
右の画像にあるのが詩仙堂の門。道をはさんだ向かい側には、客待ちをしているタクシーが停まっている。
私が右の画像を撮影していると、タクシーの運転手が「シャッターを押してあげようか」と近づいてきた。せっかくだから家内と並んで記念写真を撮ってもらった。ここには載せてないけどね。
竹薮の中の小路を詩仙堂の入口に向かう。両脇の生垣には、クチナシの白い花(右の画像)が咲いていた。
私の実家の畑には、クチナシの実がなるんだ。花は白いけど、実はオレンジ色。干せば食紅になるんだって。
|