東西南北 春夏秋冬
ヨーロッパの旅
マルタ
2000 年 5 月
24. ビルグを歩く -2
今日の午後の飛行機でロンドンに戻る予定になっている。
しかし、どうしてもビルグの聖ローレンス教会の中に入ってみたくなった。聖ヨハネ騎士団の築いた要塞都市ヴァレッタにある聖ヨハネ大聖堂が建設されるまでは、聖ヨハネ騎士団の中心的な聖堂だった教会である。
荷物は部屋に置いたままで、8 時前にホテルを出る。雨がぱらついている。気温も少し肌寒いくらいだ。昨日までの好天に感謝。
バスに乗り込む。その瞬間に汗が吹き出る。外の気温は低くても、バスの中は蒸し風呂だ。
あるバス停から乗ってきたジーンズ姿の若い男が、乗客の前に立ってはチケットを受け取り、少し破っては返している。なるほど、これがガイドブックに書いてあった検札だ。
聖ローレンス教会
ヴィットリオーザのバス停で下車。まっすぐに聖ローレンス教会(右の画像)に向かう。
しかし、今日も教会の扉は閉ざされている。それでも立ち去りがたく、扉の前で教会を眺めていた。
親切なオバサン
そこへ現れた地元のオバサン。教会の扉を開いて、中へ ..... 入ろうとした瞬間に私と目があった。
ちょっと躊躇しながらも、私に手招きをしてくれた。中へ入れてくれるらしい。こちらもちょっとだけ迷ったが、親切なオバサンの後ろから小さな木戸をくぐる。
礼拝
教会の中(下の画像)では礼拝が行われていた。なるほど、だから扉が閉ざされていたわけだ。
集まった地元の人々の礼拝を邪魔しないように、後ろの席でおとなしく座っていた。
ウィーンの宮殿にあるローヤル・チャペルで、ウィーン少年合唱団が参加するミサを見たことはあるが、こんな田舎の教会で一般の信者のための集会を見るのは初めての経験だ。
寄付
神父様のお話に続いて、信者代表(だと思う)が人々に話し掛ける。続いて、寄付を集めるザル(カゴ)が回る。教会の壁面で工事が行われていたから、その費用を賄うための寄付に違いない。教会の中に入れてもらったお礼として、私も寄付をする。
続いて、再び神父様のお話。その途中で皆が後ろを振り返り、私に向かって軽く頭を下げた。私も慌てて頭を下げる。たぶん神父様は「今日は遠来のお客人が寄付してくれた」と言ったに違いない。
集会が終わり、信者達は帰っていく。残っているのは掃除当番らしいオジサンと私だけ。オジサンの邪魔をしないように、教会の内部の写真をとった。右上の画像は、そのうちの一枚である。
ヴィクトリー・モニュメント
教会を出て、ヴィクトリー広場を歩く。一昨日ビールを飲んだところだ。
広場の一角には、グレート・シージ・ヴィクトリー・モニュメント(右の画像)が立っている。
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