東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

マルタ

2000 年 5 月


6. 夕食

7 時過ぎにホテルのレストランに入る。案内を請うことも無く、勝手にテラスのテーブルに腰を下ろす。このホテルの取り得は景色なのだから、それを逃す気はさらさら無い。

まずはマルタのワインをもらう。今日は赤にしておこう。さて料理だ。メニューには懐かしいマルタ料理が並んでいる。

タコのスパゲティ

タコのスパゲティ 前菜にタコのスパゲティ(右の画像)、メインにはウサギ肉のフライを注文する。ついでにオリーブももらおう。

しかし、今日はウサギは無いという。仕方なく、メインは牛肉のオリーブ風味に変更だ。

料理はどれも美味かった。特に久々に食べたタコのスパゲティは良い。ゆで具合も程よくアルデンテ。これならば毎日でも食べることが出来る。

ゴゾ・チーズ

ゴゾ・チーズ 最後に迷うことなくゴゾ・チーズ(右の画像)を注文する。ちょっとクセのあるチーズにスパイスがまぶしてある。

久々のゴゾ・チーズは美味かった。しかし、不満なのはクラッカーと一緒に出てきたこと。

おそらくはホテルの宿泊客の多くを占めるイギリス人の好みに迎合したものだろうが、ゴゾ・チーズを食べるにはトマト・玉ねぎなどを小さく切ったものを添えるのが一番なのだ。

そのゴゾ・チーズだが、ゴゾ島のヴィクトリアの大聖堂の脇の路地にある店で買うことができる。スパイスをまぶしたものだけでなく、赤唐辛子と一緒に漬け込んだものもある。ちなみに、ゴゾ・チーズに合うのは、フランス風のワインではなく、ゴゾの海岸の薄汚れたレストランで出てくるような手作りのワインだ。

(奥さんはゴゾ・チーズも自家製ワインも苦手やけどな。ちょっとクセがあるし。)




夜景

夜も 8 時半を過ぎれば、グランド・ハーバーは闇に沈み込む。

対照的に浮かび上がるのが、ライトに照らされた聖アンジェロ城砦とスリーシティズだ。夜景を見ながら、食後のダブル・エスプレッソを飲む。このホテルから見る景色は本当に素晴らしい。

夜闇の聖アンジェロ

最後に今夜の食事代だが、しめて 11 マルタ・ポンド(2,800 円)だった。これだけ飲んで食べて景色を楽しんで、この値段は素晴らしい。

(ちょっと学生[のつもり]の旅には贅沢なんじゃあないですか ??)
すんません。食べることと飲むことに関してはちょっとね。そうそう、マルタ料理に興味のある方は、このサイトのレストラン・レポートの中のマルタ名物ウサギ料理「ランタン」のページを読んでくださいませ。

マルタ島とナポレオンとイギリス

余談ながら、マルタ島とイギリスとの関係の話。何度も書いてきたけど、ロードス島をオスマン・トルコに奪われて後、聖ヨハネ騎士団はマルタ島に本拠を置き、西暦1565年のオスマン・トルコのマルタ侵攻をも跳ね返したわけだ。

ところが、フランス革命の後、エジプト遠征に向かうナポレオンが聖ヨハネ騎士団からマルタ島を奪い取った。その後、イギリスがマルタ島を支配したんだ。他方、本拠を失った聖ヨハネ騎士団はローマ法王の膝元であるイタリアの首都ローマに拠点を移している。


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