タクシーに乗ってボルゲーゼ公園フォロ・ロマーノのハズレにあるコロッセオ（円形闘技場）の横でタクシーを捜す。観光客は多いのに昼食時だからかタクシーは少ない。一台のタクシーが停車すると、それを三組の観光客が奪い合うという激戦を制して車に乗り込む。タクシーを降りたのは、ローマの北にあるボルゲーゼ公園。ヴェネト通りの坂道の上、古代ローマ帝国皇帝アウレリアヌスによって築かれたピンチアーナ門を出たところにある公園だね。
上の画像にあるのがボルゲーゼ公園の様子。彫刻や噴水と木陰は、地元の人々の憩いの場所になっているんだ。 ボルゲーゼ公園内にある海馬の泉ボルゲーゼ公園内には様々な噴水（下の画像は「海馬の泉」）、神殿、城砦などが建てられている。また、動物園もあるんだ。
そして、公園内の良く整備された森には、静かな木陰もある。人々は木陰に横になって昼寝したり本を読んだり、あるいは敷物を広げてランチを楽しんでいる人もいる。 但し、私たちがボルゲーゼ公園にやって来たのは、シェスタ（昼寝）をするためでも、芝生でランチを食べるためでもない。公園内にあるボルゲーゼ美術館を見るために来たんだ。（ボルゲーゼ美術館については、次のページから詳しく書くからね。）
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