東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

エーゲ海の旅 
サントリーニ島・ロードス島・クレタ島
(ギリシア)  1998年9月


クレタ島

クレタ Crete 島。人口は 50 万人。東西 260 km に及ぶ地中海でも比較的に大きな島だ。非常に大雑把に言えば、日本の四国ほどの大きさだろうか。

多くの日本人が知っているクレタ出身の有名人は、ドメニコス・テオトコポロス。と書いてはわからない。わかりやすく書けば、通称 「エル・グレコ」 だ。彼はクレタ島の中心都市イラクリオで 1541 年に生まれている。

もう一人有名な人物がゼウス。ギリシア神話を代表する神だ。複雑な家庭の事情により彼はクレタで生まれたとされている。


ゼウスの父の名はクロノス。クロノスは自分の父(ゼウスの祖父)から神々の首座の地位を奪い取った。そして自分も子供達によって地位を奪われると怖れ、生まれた子供達を次々と食い殺してしまった。(ゴヤの絵 「我が子を喰うクロノス」 の題材。)

そしてゼウスが生まれる前のこと、クロノスの妻レアは、無事にゼウスを産み育てたいと願い、クレタ島の山の洞窟に隠れた。そこでゼウスは生まれた。という話だ。

余談ながら、ゼウスという言葉は、インド=ヨーロッパ言語では、「昼・光」という意味を持っているとのこと。




クレタ島の歴史
BC 60c クレタ島に人がすんでいたことが確認されている。
BC 26
- 20c
小アジアやエジプト、他のエーゲ海諸島と交易を行っていた。
BC 19c ミノア文明が開花した。クノッソス宮殿が建設された。
BC 17c 大地震に襲われ、クノッソス宮殿も崩壊した。(後に再建されている。)
BC 15c サントリーニ(ティラ)島の火山の大噴火に伴なう津波に襲われ、ミノア文明は大きな被害を受けた。
BC 14c ギリシア本土から渡ってきたアカイア人により征服された。
BC 13c 地震によりクノッソス宮殿が完全に崩壊した。(但し、アカイア人同士の戦いの結果として崩壊したとする説もある。)
BC 11c ギリシア本土よりドーリア人が渡来した。
BC 9c ドーリア人が完全にクレタ島を制圧した。
BC 6c クレタ島内の戦いが続き、またギリシア本土からの侵略を受け、クレタ島の勢力は衰退した。
BC 5c - ギリシア本土で都市国家同士の争いが続き、クレタ島は交易により繁栄した。
BC 71 古代ローマのマルクス・アントニウスがクレタ島に侵攻。しかし、撃退された。
BC 69 古代ローマの将軍コイントス・カエキリスス・メテルスが兵を率いてクレタ島に上陸した。 2 年間の戦いが始まった。
BC 67 古代ローマがクレタ島を完全に征服。
AD 4c 古い信仰を保っていたクレタ島にキリスト教が広まった。
AD 824 アラブ人により征服された。
AD 961 ビザンティン帝国が、アラブ人からクレタ島を奪還した。
AD 1210 十字軍によって建国されたラテン帝国がクレタ島をヴェネツィアに売却した。
AD 13c クレタ島のカトリック化を図るヴェネツィアに対し、クレタ島のギリシア正教徒による反乱が頻発した。
AD 1299 ヴェネツィアとギリシア正教徒との間で協約が結ばれ、正教徒の権利が認められた。
AD 1645 6 万人ものオスマン・トルコ軍がクレタ島に上陸。 24 年間に及ぶ戦いが始まった。
AD 1669 オスマン・トルコがクレタ島を完全に征服した。その結果、島内の多くの教会がモスクに替えられた。
AD 1692 ヴェネツィアの支援を受けた反乱が起こったが、トルコにより鎮圧された。
AD 1770 ロシアの支援を受けた反乱が起こったが、トルコにより鎮圧された。
AD 1821
- 1829
ギリシア独立戦争の際には、一時的にクレタ島の大部分が解放された。しかし、エジプト太守アフメト・アリがトルコ側に立って介入し、クレタ島の解放は失敗に終わった。エジプトの支援に対する報酬として、クレタ島はエジプト太守に与えられた。
AD 1831
- 1833
オスマン・トルコからの完全自立を目指すエジプトとトルコとの間に戦争が起こった。
AD 1839
- 1840
エジプトとトルコとの間の戦争が再発。
クレタ島ではエジプトに対する大規模な反乱が起きたが、エジプトによって鎮圧された。
AD 1898 クレタ島は独立国家となった。但し、オスマン・トルコの宗主権の許での独立に過ぎなかった。
AD 1905 クレタ島で大規模な反乱が起きた。
AD 1913 クレタ島はギリシア領となった。
AD 1941 ギリシア本土を占領したドイツ軍が大規模な部隊を派遣して、クレタ島に侵攻。しかし、クレタ島民の抵抗と連合軍の防衛作戦により、ドイツ軍の侵攻作戦は失敗に終わった。

【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索


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