2000年3月18日
アゼルバイジャンの首都バクーを出発したのが、朝の 9 時。アハメドの運転する車で陸路 550 kmを移動し、グルジアの首都トビリシに到着したのは夕方の 18時だった。
そのアハメドだが、自称「プロの運転手」だ。自前のベンツを運転し、私のような外国人をあちこちへ連れていく。経済状況の厳しいアゼルバイジャンでは、良い金になるのだろう。
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夜の淑女達 帰っていくアハメドを見送り、一人になった私はホテルの周囲の様子を見渡す。まともな食事が出来そうな店は見当たらない。 二人の女性が近づいてくるのが、横目に見えた。どうやら、そのスジの御商売のお姉さま方だ。気づかないフリをして、煙草をふかす。 背後に足音がした。「煙草を下さらない ??」とお姉さま。非常に運の悪い女性だ。私がくわえているのが最後の 1 本。空になった煙草の箱を見せると、さすがのプロでも会話が止まってしまった。 ホテルの入口に向かう私の後ろを、お姉さま二人がついてくる。しかし、私が入口を通過した途端に、そこを警備するガードマン(KGB風)二人が、お姉さま方を通せんぼ。お気の毒です。 出歩く気もなくなった私は、部屋でルーム・サービスの夕食。せめて地元風の料理を選んだつもりなのだが、 ... 。
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