ロンドンでも特に懐かしのシティは世界の金融街続いては、ロンドンが世界に誇る金融街シティをご紹介しよう。私にとっては懐かしい場所だ。というのも、私はシティで 7年以上も働いていたんだ。下の画像は、地下鉄のバンク駅の出口から眺めたシティの風景。
ロンドン・タクシーの後ろに見えるギリシアの神殿風の建物が王立取引所。かつては実際にコーヒー豆などがここに運び込まれて取引されていた時代があり、地下には大きな倉庫もある。その倉庫は今では使われていないけどね。ちなみに、その倉庫の一部が今では中華料理店になっていたりするんだ。 イギリスの首都ロンドンのシティを見渡すウェリントン将軍シティの中心にある王立取引所の正面に立ち、馬上からシティを見回しているのがウェリントン将軍(下の画像)なんだ。
どうして彼の像がシティにあるのか。イングランド銀行が皇帝ナポレオン治下のフランスとのイギリスの戦争に果たした資金調達の役割と、そのナポレオンを打ち破ったウェリントン将軍の功績とが関係しているということかな。参考に「ヨーロッパの歴史風景」の中にある「ナポレオンの百日天下」のページを読んでね。
シティの路地、その奥にある憩いの場所かつての大英帝国、イギリスの首都ロンドンの中でも世界の金融街シティ。フランス皇帝ナポレオンと戦うイギリスの戦費をまかなったシティ。そう考えると、世界史の大舞台だし、とっても固いイメージになっちゃうのかな。でも、シティの建物の間には、右の画像にあるような細い路地が縦横に走っていたりする。この路地を知っていれば、シティの中の目的地にとっても早く効率的に行けたりするわけだ。 もちろん私もシティの路地はよく知っていたよ。そして私が路地を歩いて目指した先のあったのが下の場所だったりしたんだ。
上の画像にあるのは、シティのオフィスの近くにあるダッチ・チャーチという小さな教会の裏。小さな花壇を眺めながら、古い木のベンチに腰を降ろしてタバコをプカリ。オフィスが禁煙だったからね。そうやって外でタバコに火をつけるしかなかった。天気の良い夏の午後とか、気持ちの良い時間を過ごさせてもらった懐かしい場所。冬は寒かったけど・・・。 古代ローマ帝国が建設したロンドン古代ローマ帝国のカエサル(シーザー)がブリタニア(ブリテン島、イギリス)に遠征したのは紀元前55年のことだった。でも、その遠征は一時的なもので、彼らはすぐに大陸に帰っちゃったわけだ。でも、西暦43年には古代ローマ帝国はブリタニア支配に乗り出し、ローマからやって来た人々がロンドン(ロンディニウム)を建設したらしい。その頃のロンドンが、このページに書いたビジネス街・金融街シティになるんだそうな。 やがて、テムズ川に面した南側を除き、その街の周囲にはロンドン・ウォール(市壁)が築かれた。その東端に後にイングランド征服王ウィリアム1世が築いたのがロンドン塔になるわけだ。
そんなロンドンには、船でヨーロッパ大陸につながるテムズ川があり、そのテムズ川を渡る橋があり、イギリス各地につながる街道があった。古代ローマ帝国が残したインフラを基礎に、古代ローマ帝国のブリタニア(イギリス)撤退の後もロンドンは発展を続けたわけだね。
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