東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅
ニース・エズ(フランス)とモナコ大公国の旅
+ロンドン (2002年2月)
岩山の上の鷲の巣村 エズ の歴史
(コート・ダジュール、フランス)
- 紀元前18-6世紀頃、リグリア人が住み着いていた。
- 紀元前2世紀にはイタリアのローマを発してガリアに進出し始めていた古代ローマ帝国の勢力が及んだ。
- 西暦578年、ロンバルド人によって征服され、多くの住民が虐殺され、村は破壊された。
- 西暦740年、南仏エズ村がイスラム教徒によって征服され、住民は奴隷とされ、あるいは虐殺された。
また、イスラム教徒は、エズ村の中に城砦を築いた。
- 西暦980年、イスラム教徒が駆逐された。
しかし、エズ村の支配者は次々と代わり、ジェノヴァのゲルフやギベリンの争奪の場となり、アンジュー家の領有に帰し、更にはプロヴァンス伯の領地となった。
- 14世紀、サヴォイ家のアマデウス公がエズ村を買い取った。
- 1543年、フランス王フランソワ1世の軍と海賊バルバロッサの指揮するトルコ艦隊による襲撃を受け、住民は虐殺され、村は破壊された。
- 1860年、イタリア統一の為にナポレオン3世治下のフランスとの同盟を必要としていたサルディニア王家(かつてのサヴォイ公家)によって、ニースと共にフランスに譲渡された。
- 1887年、大地震に襲われ、エズ村は壊滅的な打撃を受けた。人々は村を去り始めた。
- 1920年代、エズ村は殆ど無人の廃墟となった。
上の画像は、現在のエズ村の様子。
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