モン・サン・ミシェルに荷物を引き揚げるロープと車輪前のページにも書いたけど、モン・サン・ミシェルの修道院のゴシック部分(ラ・メルヴェイユあるいは驚異)にある廻廊の海面からの高さが 79メートルなんだそうな。しかも、島の中の道は迷路のように細く曲がりくねっていて、荷物を運ぶのには適していない。![]()
というわけで、船でモン・サン・ミシェルに届いた荷物は、ロープで吊り上げるようになっていた。上の画像はそのロープを巻き上げる車輪なんだそうな。で、その車輪なんだけど、中に人が入ることができるようになっている。つまり、車輪の中に入った人がハツカネズミのように歩き、車輪を回してロープを巻き上げるということなんだそうな。
モン・サン・ミシェルの貯蔵庫で見た聖ミカエルモン・サン・ミシェルの修道院の中には様々な部屋がある。正直なところ、撮影した画像を見ても、それが何処なんだかわからないほどなんだ。![]()
だから、現地で買ってきた資料をめくりながら、これはどこの画像だ ・・・ とやるわけだ。その中でもわかりやすいのが上の画像。ラ・メルヴェイユの下にある貯蔵庫に立つサン・ミシェル(聖ミカエル)の像だね。
サン・ミシェル(聖ミカエル)っていったい ・・・では、サン・ミシェル(聖ミカエル)っていったい ・・・ 。資料によれば、大天使の一人。ちなみに、悪魔サタンも大天使の一人だったらしい。サン・ミシェル(聖ミカエル)は、神の軍の指揮を委ねられた戦士であり、故に鎧あるいは軍装をまとっているんだそうな。イエス・キリストが生まれた時、悪魔サタンの化身であるドラゴン(竜)が聖母子を脅かしたらしい。そのドラゴンと戦ったのがサン・ミシェル(聖ミカエル)なんだそうな。上の画像の中でも、戦士の足許にはドラゴン(竜)が見えているよね。なんだか踏まれてつぶされてしまったガマガエルに見えなくもないけどね。 でも、ドラゴン(竜)と戦うセント・ジョージ(聖ジョージ)とはどう違うのか。根本的には、サン・ミシェル(聖ミカエル)は天使であり、他方のセント・ジョージ(聖ジョージ)は人間だということみたい。だから、サン・ミシェルには翼があるけど、セント・ジョージ(聖ジョージ)には翼が無くて馬に乗っているということなんだそうな。 仏教徒の私には、キリスト教の天使とか聖人のことは難しいよね。でも、仏教についても、お釈迦様とか観音菩薩とか十二神将とか、やっぱりわからないけど。ヨーロッパを理解するにはキリスト教を学ばなきゃいけないし、日本を理解するには仏教や神道を学ばなきゃいけないんだろうけど ・・・ 先は長い。
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