東西南北 春夏秋冬
ヨーロッパの旅
エジプトの旅
1996年12月 - 1997年1月
カイロ、ルクソール、アスワン、アブシンベル
14.夕暮のナイル
王家の谷を歩き、ハトシェプスト女王の葬祭殿を見て、土産物屋に立ち寄る。
家内が白・茶・青の大理石の彫り物を見ている間に、私は店頭でタバコに火をつけた。ナイルに近いこの店の周囲には緑が広がっている。しかし、少し離れると不毛の大地が広がっている。
そこへ 7-8歳くらいの女の子が近づいてきた。ずいぶん可愛い女の子だ。私に手のひらを差し出して「バクシーシ !!」という。「お恵みを !!」というわけだ。
ポケットの中の財布に手をやろうとして気がついた。少し離れた所から大勢の子供たちが私を見つめている。ポケットの中で私の手が止まった。この女の子に小銭を渡せば、その5秒後には私は無数の子供たちに取り囲まれているかもしれない。女の子には気の毒だが、知らん振りを決め込むことにした。
それにしても彼らは策略というものを心得ている。幼いながらもたくましく生きていきそうだ。
ナイル川を越える前に立ち寄ったのが、メムノンの巨像(右の画像)。
「メムノン」という名前で呼ばれているが、実は古代エジプトの王アメンホテプ3世の像なんだ。
「メムノンの巨像」と呼ばれる理由
古代エチオピアに「メムノン」という名前の王がいた。彼はトロイ戦争において、トロイ側についた。しかし、アキレス率いるギリシア軍に敗れ、郷里の母を慕って泣いたという。
翻ってアメンホテプ3世の巨像だが、紀元前27年の地震の際に亀裂が入った。その結果、朝陽が当たると奇妙な音を出すようになった。それが「メムノン」の泣き声に似ている ... というわけだ。
但し、巨像は西暦199年に修理され、その後は奇妙な音も出なくなった ... と資料にある。
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渡し舟でナイル川を渡り、ルクソールのホテルに戻ってきた。売店で土産物を買った後は、大好きなテラスでのんびりとすごす。気温は25度。心地良いこと言うことなし !!
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