梅雨の大原・京都
31. 甘味処(東山)
![]() 店の奥から出てきたのは、この店の創業者のお孫さんだという老婦人。 開けっ放しの店内には、もちろん冷房は無い。大きな扇風機があるだけだ。しかし、古風な造りの建物は風通しが良く、扇風機の風で充分みたい。 ![]() この小豆がさほど甘くなくて、ちょうど良い味なんだよねえ。店のおばあちゃんの手作りなんだってさ。 家内が注文したのは、同じく店の名物の宇治寒天。暑いからと言って、その上にカキ氷を載せてくれた。ありがとう、おばあちゃん。 |
そのうち、おばあちゃんと私たちの間で世間話が始まる。彼女のおじいさん(この店の創業者)が営業を始めた頃、彼女はまだ子供だった頃の店の話。数十年前に店に通っていた学生が、お爺さんになってから店を訪ねてきてくれた話。政治の話。息子さんの話 ... などなど。 おばあさんと小一時間も世間話をした後、観光の続きに出発する。 ![]() 緑に囲まれた紅葉庵(右の画像)では、こんなに暑さを感じなかったんだけどね。
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