梅雨の大原・京都
ガーデニング日記 「急性ラベンダー症候群」

梅雨の大原・京都


17. 緑の世界(大原)

回廊 そういえば、お堂の周りの回廊(と言うのかな ??)を歩くのを忘れていた。せっかくだから一周してみよう。

ここならば雨にも濡れないし、カメラを扱うのも楽だよね。傘をさしながらカメラを構えるのは、肩が凝るからなあ。

お堂の周りをぐるりと歩き裏手に回る。はあ ..... 。ここが一番素晴らしい。お堂の影と杉林の暗闇にはさまれた緑が、雨に濡れて柔らかく輝いている。しかも、溢れ出しそうだ。ただの森でもなく、ただのお寺でもなく、これぞ大原のコントラストかなあ。

緑の世界

紅葉の勝林院

このサイトの中にあるもう一つの京都の旅行記「紅葉の大原・高雄(京都)」では、紅葉の勝林院をご紹介しています。そちらにも寄り道してくださいね。




緑の世界を堪能した後、宿に戻って預けておいた荷物を受け取る。そろそろ大原ともお別れだ。宿のフロント係が呼んでくれたタクシーに乗って、京都市内に戻る。そのタクシーの運転手さんの話が面白かった。

大原について

かつて大原には比叡山の僧坊が百近くあった。しかし、織田信長の焼き討ちなどにより、僧坊の多くは滅んでしまった。しかし、僧坊に保管されていた仏典などのお宝は、大原の里の村人達がこっそり隠し持っている。本当かどうかはしらないけどね。

八瀬について

大原から京都市内にもどる途中に八瀬という集落がある。古来より、天皇が崩御した際には、その棺をかつぐのは八瀬の人々の役割だった。しかし、大正天皇の崩御から昭和天皇の崩御の間には数十年の歳月が流れ、そんな昔からの習慣は忘れ去られたものだと八瀬の人々も考えていた。

しかし、昭和天皇の崩御の際には、昔と同様に八瀬の人々に連絡があったのだそうな。もちろん、今では棺は霊柩車で運ばれるから、八瀬の人々の役割は霊柩車の周囲をしずしずとお供して歩くことになっているらしいが。


【参考】ホテル検索 (JTB)


次のページ

前のページ | 旅程表





姉妹サイト 「イタリア三昧+マルタ」



イタリアとマルタに興味のある方は、姉妹サイト「イタリア三昧+マルタ」をチェックしてみてくださいね。ローマフィレンツェナポリピサアマルフィなどイタリア各地、マルタ島とゴゾ島の入門編聖ヨハネ騎士団にゆかりのマルタを尋ねた旅行記を集めました。



Copyright (c) 2001 Tadaaki Kikuyama
All rights reserved
このサイトの画像 及び 文章などの複写・転用はご遠慮ください。