梅雨の大原・京都
ガーデニング日記 「急性ラベンダー症候群」

梅雨の大原・京都


07. 宝泉院の庭(大原)

庭を眺める

宝泉院の書院に用意された赤い毛氈に腰を降ろし、庭を眺める。

手水 ときおり、手水鉢に落ちる水滴。その下に設けられた水琴窟。遠くの清流。

そんな涼やかな音を耳にしながら眺める庭の名は「盤桓園」という。「立ち去りがたい」という意味だと資料には書いてある。確かに、その通り。




額縁庭園

この庭は、「額縁庭園」とも呼ばれる。柱と柱が作り出す額縁の中に見る庭園(下の画像)というわけだ。

宝泉院の庭を眺める


この庭は、見事な借景の庭でもある。極めて狭い庭だし、その向こうには大原の里の民家が軒を並べているにもかかわらず、生垣を以って隠されている。しかも、竹と竹との間に見える北山の風景を、まるで庭の一部のように利用しているというわけだ。

庭に向かって開け放たれた空間。梅雨には快適そのものだ。しかし、ここは真冬でも開け放たれている。ただ、いくつかの火鉢が置かれているだけだ。その火鉢で暖を取りながら、真冬の庭を眺めるのも悪くは無い。(これは20年前の話。今は変わっちゃったかな ??)

紅葉の宝泉院

このサイトの中にあるもう一つの京都の旅行記「紅葉の大原・高雄(京都)」では、紅葉の宝泉院をご紹介しています。そちらにも寄り道してくださいね。

【参考】ホテル検索 (JTB)


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