ガーデニング日記 「急性ラベンダー症候群」

ロンドンの庭で


9月24日(日曜日)
収穫

いよいよ明日はこの家を引き払い、ホテルに移ることになる。朝から運送業者や不動産屋がやってくる予定。つまり、庭の収穫物を食べるのも、今日がタイム・リミットというわけだ。

朝のうちに庭に出る。鳥がつついてない洋ナシの実の中で、最も大きなものを三つ。冷蔵庫で冷やす。例え不味くとも、冷えていれば少しは食べることができるに違いない。

そして午後、友人達がやってきた。この家で最後のホーム・パーティーだ。各自が持ち寄った料理を食べ、棚に残っているワインを飲む。

言うまでもないが、デザートは冷えた洋ナシ。見ただけで硬そうだ。しかし、意外なことにほのかな甘みがある。頼りなくはあるが間違いなく洋ナシ。

洋ナシ

春に白い花が咲いてから半年。よくぞここまで育ったものだ。

洋ナシの成長の記録
3月24日 「リンゴの花のつぼみ ??」
4月09日 「リンゴの花が咲いた」
5月29日 「リンゴ三兄弟」
6月11日 「リンゴ三兄弟の別れ」
7月08日 「リンゴが洋ナシになった」





そして、いよいよトマトの出番だ。

たった二つだけだけど、大きく赤く育ってくれた。

植えるのが遅かったにもかかわらず、 7 月上旬には小さな黄色い花を咲かせてくれた。 8 月に入って急に大きく育ち始め、そのせいか中旬には折れてしまったこともあった。それでも何とか育ちつづけ、赤く色づいてきたのは、この 1 週間のことだった。



食事を終えて庭に出る。もいだばかりの赤いトマトを切り、集まった友人達と分け合って食べる。ちょっと皮が硬いが、...いやいや健康的な美人だ。ほのかな酸味と充分な甘みのバランスがとれている。そんじょそこいらのスーパーのトマトよりも美味いじゃないか。

地中海とは違い、イギリスの太陽はひ弱だ。ただでさえ短いイギリスの夏だというのに、今年は 6 月から 7 月にかけて雨が続いた。そんな悪条件にも負けずに育ってくれたトマトを口に運ぶ。

この庭での想い出が、私の身体の中を流れることになる。

トマトの成長の記録
7月06日 「トマトの花」
7月29日 「バジルとトマト」
8月11日 「急成長株 トマト」
8月12日 「虹とトマト」
8月15日 「折れたトマト」
8月27日 「赤くならないトマト」
9月13日 「トマトの奈良漬 ??」
9月16日 「こしゃくなコギャル・トマト」
9月17日 「ゆっくりゆっくり」
9月23日 「もう一息」


【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索



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