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東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅
ロンドンから四国へ ... 「父を送る旅」
2000年11月
2000年11月07日(火曜日)
2. トンボがえり
今年の1月から入院していた父。その父が死んだ。「わかった。すぐに帰る。」
電話を切るや否や、帰国の準備を始めた。スーツをスーツ・ケースにしまい込む。次はフライトの手配だ。
しかし、何処へ電話すればよい ?? ロンドンではまだ夜の2時を回ったところ。旅行会社も航空会社も閉まっている。運悪く今回の出張にはノート・パソコンも持っていない。
日本に電話を入れて飛行機を手配する。どのルートで帰れば早く帰れるんだ !?
私の実家は四国の田舎にある。成田に着陸しては、羽田までの移動に時間がかかる。下手をすれば、一晩を東京のホテルで無駄に過ごすことになるかもしれない。
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大韓航空でソウルに飛び、そこから松山までの直行便が早いのではないか。しかし、都合の良い便が無い。その他にも早く帰ることのできる可能性を探ってみたが、みつからない。
結局、乗り込んだのは火曜日の夜の日本の航空会社のフライト。とにかく関空へ向かう。そこから松山までの直行便に乗り換えるつもりだ。
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2000年11月08日(水曜日)
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関西国際空港に到着したのは、水曜日の午後遅くだった。松山行きの便に乗り込んだ時は夕方になっていた。
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松山空港でタクシーに乗り込み、JR松山駅に向かう。しかし、タクシーを降りた時には、私の郷里へ向かう特急列車は動き始めていた。
ホームで次の列車を待つ私。目の前に蒸気機関車が停車した。
11月下旬に予讃線に蒸気機関車を走らせる計画があるらしい。その為の試運転をしている。
1960年生まれの私は、かろうじて蒸気機関車を覚えている。幼稚園の頃に両親や弟と蒸気機関車が引く列車に乗った覚えがある。そして、まだ若く健康だった父の姿も覚えている。
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