東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

マルタ

2000 年 5 月


2000年5月21日(日曜日)

18. 朝陽

今朝は 5 時半に目がさめた。カーテンを開いて空を見上げる。まだ薄暗い。

... ということは、今から準備すれば朝陽の写真を撮ることが出来る、と気がついた。

慌ててホテルを出る

慌てて身支度をして部屋を出る。まずはバーのテラスから空の様子(下の画像)を見る。もうすぐ夜明けだ。



しかし、このホテルの位置では、朝陽は見えそうもない。外へ出よう !! バーのある 3 階から 1 階まで、階段を駆け下りる。

このホテルに到着した金曜日から、エレベーターはずっと故障中だ。たぶん、この数年間、動いたことが無いに違いない。どうせエレベーターが動いていたにしても、階段を駆け下りる方が早いに決まっている。

薄暗い 1 階のソファーで誰かが動いた。ホテルのオヤジだ。私の足音を聞いて飛び起きたようだ。「ゴメン、ゴメン。起こしちゃったね。ちょっと朝陽の写真を撮ってくるよ。」

親父の返事も聞かずにホテルの玄関を飛び出す。

(人騒がせなやっちゃな。オヤジは「夜逃げや !! 」思たで。)

ヴァレッタの街を走る

ホテルを出た瞬間に考えた。どっちへ行く ??

もちろん朝陽は東から昇る。しかし、ひょっとしたら、西にはあるが小高い丘の上にあるアッパー・バラッカ・ガーデンから日の出が見えるかもしれない。ただ、問題は公園の門が開いているかどうかだ。

やはり、ここは半島の先端へ行くのが安全策だ。とりあえず聖エルモ城砦の方向に向かう。

走りながら考える。聖エルモ城砦もこの時間には閉まっている。どこか良い場所はないか ???

思い出したのが、初日の夕方にビールを飲んだ「ガン・ポスト・バー」と言う名前の店。

(その話は聞いてへんけど、 ..... )
うるさい !! 今、忙しいんだよッ。

聖エルモ城砦の西に、小さな岬がある。一昨日、その先端にあるバーでビールを飲んだのだが、周囲には何もなかった。あそこからならば、朝陽を見ることが出来るに違いない。

坂道を下り、路地の石段を駆け下りて、バーの横に辿り着く。

聖エルモの朝陽

日の出だ。デジカメを取り出し、シャッターを押しつづける。下の画像は、そのうちのベスト・ショット。西暦1565年にマルタ島に上陸したオスマン・トルコの大軍によって陥落させられた聖エルモ城砦の朝陽。

聖エルモ城砦の朝陽


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