東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

カンパーニャ と ローマ・ヴァティカン イタリア

第四部 ローマ・ヴァティカン編


D47. カピトリーノの丘とタブラリウム(公文書館)
(フォロ・ロマーノを歩く -4.)


フォロ・ロマーノの聖なる道と
カピトリーノの丘

ヴェネツィア広場からトラヤヌスのフォロカエサルのフォロと見てきたけど、今まで見てきた場所は厳密にはフォロ・ロマーノに属してはいないみたい。元々のフォロ・ロマーノの周縁部分と言ったほうが良いみたいだよ。

じゃあ、元々のフォロ・ロマーノって何処なんだ ?? と言えば、それが下の画像に写っている辺りかな。下の画像は、フォロ・ロマーノにある「聖なる道」からカピトリーノの丘の辺りを眺めた様子なんだ。

フォロ・ロマーノの聖なる道から見るカピトリーノの丘(ローマ、イタリア) フォロ・ロマーノの聖なる道から見るカピトリーノの丘(ローマ、イタリア)

じゃあ、まずはあのカピトリーノの丘の麓あたりから、フォロ・ロマーノの聖なる道を歩くことにしよう。

フォカスの記念柱

フォロ・ロマーノに見るフォカスの記念柱(ローマ、イタリア) カピトリーノの丘近くで目に留まったのが、右の画像にある一本の柱。「フォカスの記念柱」と呼ばれる西暦1-2世紀頃の柱なんだそうな。

但し、フォカスというのは東ローマ帝国・ビザンティン帝国の皇帝の名前。西暦608年に彼が教皇ボニファティウス4世の為にパンテオンを建てた。それを記念してフォカスの像を右の画像の円柱の上に乗せた。それで「フォカスの記念柱」と呼ばれるらしいよ。

タブラリウムあるいは公文書館

そして、フォロ・ロマーノの最も奥、カピトリーノの丘の麓に位置しているのが、下の画像にあるタブラリウム(あるいは公文書館)。現在は市庁舎として使われているこの建物の基層部分は、古代ローマ時代の紀元前78年頃に建てられたものなんだって。

フォロ・ロマーノのカピトリーノの丘にあるタブラリウム(公文書館)(ローマ、イタリア) フォロ・ロマーノのカピトリーノの丘にあるタブラリウム(公文書館)(ローマ、イタリア) フォロ・ロマーノのカピトリーノの丘にあるタブラリウム(公文書館)(ローマ、イタリア) フォロ・ロマーノのカピトリーノの丘にあるタブラリウム(公文書館)(ローマ、イタリア)


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