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東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅
イタリア北部
1996年9月
03. ミラノ市内
ドウオモ近くには、ヴィットリオ・エマヌエレ 2 世ガレリア(右の画像)がある。
名前を聞いただけでは、何のことだかわからない。要は 19 世紀に建てられた商店街だ。
ガラス張りのアーケードの下の石造りの立派な建物の中には、高級ブランドの店が並んでいる。
19 世紀の商店街を通り抜けたところにあるのが、スカラ座前広場。その中央に立つのが、レオナルド・ダ・ヴィンチの像(右の画像)だ。
各地を転々としながら制作活動をしていたダ・ヴィンチだが、一時期はこのミラノで作品を作っていた。
レストランで「マネージャーを呼べ !!」
さて夕食の時間だ。ドウオモ近くのレストランに入る。観光客相手のレストランのようだ。味のほうは期待しないことにしよう。とっとと食事をすませ、ホテルに帰って休むつもりなのだ。
しかし、食事をとっとと終わらせることは出来なかった。前菜は悪くなかった。問題はメインだ。運ばれてきた家内の料理が冷たいのだ。私も一口食べてみたが、確かに冷たい。
ここはイタリアだ。レストランで待たされるのは覚悟している。しかし、さんざん待たされた上に料理が冷たくなっているのは許せない。カルパッチオでもなければ、冷めた肉料理なんザ、食べるわけにはイカン !!
当然のことだが、中年のウェイターに文句を言う。しかし、中年のウェイター君は英語がわからない。あるいは、わからないフリか ... 。そしらぬ顔でトボけている。じゃあ、マネージャーを呼んでくれ !!
しかし、中年ウェイター氏はタヌキだ。待てど暮らせど、マネージャーは来ない。他方で、中年ウェイターは殆ど手のつけられていない家内の料理の皿を下げようとする。皿を下げて、知らぬ顔を決め込むつもりか。皿を下げることはまかりならん。ともかくマネージャーを呼べ !!
とうとう顔を見せたマネージャーに状況を説明する。その上で、「食べなかった分に関しては、代金は払わない !! 」と宣言した。
やがて運ばれてきた請求書を念入りにチェックする。冷めた肉料理の代金は入っていない。きっちり請求書通りの金額を置いて店を出た。もちろん、サービス料なんザ、払うわけが無い。
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(知人の証言)
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この男は、こういう場合には徹底的に頑固になるんや。むしろ意固地といってもエエかな。
例えば、イギリスのとあるレストランで食事をしたことがある。しかし、どうもサービスが悪い。
それでもなんとか食事を終え、支払となった。受け取った請求書には、「サービス料 15%」が加算されていた。この男は納得できない。
マネージャーを呼び、「サービス料 15% を払うほどのサービスを受けた覚えは無い」と言い切った上に、請求書に書いてあるサービス料を自分のペンで消してしまった。
もちろん、支払ったのは、サービス料抜きの金額やったね。そんなヤツですわ。
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ホテルへの帰り道、家内は物足りない顔をしている。お腹が空いたらしい。
それも当然だ。前菜しか食べていないのだから ... 。
たまたま通りがかったデパートに入り、しばし家内を解き放つ。ケーキを買い込み、ホテルの部屋でカプチーノを飲みながら夕食を補う。ケーキが美味くて、機嫌が直った。
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