スペインの闘牛 - ピカドール、バンデリジェロ、そして再びマタドール

春のスペイン 1999年4月

7. 闘牛-2. 序幕。

牛の様子を探った主役の闘牛士マタドールに代わって、しばらくの間ピカドールが牛に立ち向かう。

馬に乗り、槍を構えたピカドール。ピカールというのは、「刺す」という意味の言葉である。

彼の馬は、刺し子のようなもので防備を固めている。その馬に牛を引き寄せ、肩に槍を突き立てる。

背中の筋肉を傷められた牛の頭は、次第に下がってくる。

バンデリジェロ

続いて登場するのが、バンデリジェロと呼ばれる3人の闘牛士。

各々の手には、短い銛が3本。銛には華やかな旗がついている。

「小旗のついた銛」を意味する言葉が、バンデリジャというらしい。

最初のバンデリジェロが、牛の正面に立つ。突撃する牛。その角をかわしながら、バンデリジェロは銛を刺す。続いて二人目、そして三人目のバンデリジェロ。

再びマタドール

最後に主役のマタドールが再び登場する。いよいよ、この牛との戦いも最後の局面を迎える。

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7. 闘牛-2. 序幕。

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