そして、深夜12時が近づく。花火は夕方から打ち上げられていたんだけど、それが更に激しくなってきた。
そろそろヴァレンシアの火祭りのフィナーレが近づいてきたというわけだ。
群衆の中にまじり、火祭りの中でもひときわ立派な炎が燃え上がると言われる広場へ向かう。
やがて、広場の周囲は燃え上がる炎に明るく照らし出された。歓声をあげる人々。紙パック入りのワインと紙コップで、宴会を始めるグループも一つや二つじゃない。
炎が強くなるにつれて、無数の火の粉がふってきた。火の粉がかからない場所に避難する人々もいる。人の壁に隙間が出来た。せっかくだから、広場の近くまで行ってみよう。
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その広場まで近づいたところで、煙が上がり始めた。人形に火がつけられたらしい。
あまりの人ごみに、広場へ入っていくことが出来ない。
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