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02. 海辺を歩く
ホテルのルーム・サービスで昼食を済ませながら、スーツ・ケースの中身を整理する。さて、いよいよモナコの街を歩く。 フランスとモナコの国境ホテルの前の道を横切る。これが実は国境だ。私が泊まっているマリオット・ホテルはフランス側にある。ホテルの前の道を横切れば、モナコ国内に入ってしまう。国境には、税関も入国審査も何もない。しかし、それでも国境であることに間違いはない。一歩モナコ側に入れば、フランスへの電話は国際通話だし、郵便だってモナコ独自の切手を使う。(但し、モナコの正式な通貨はフランス・フラン。) フランスとモナコの微妙な関係あって無きが如き国境をはさんでいるモナコとフランス。よっぽどの友好関係にあるのかなと思うじゃない。でも、両国の関係には、ちょっと微妙な歴史があるんだ。例えば、フランス革命の後、西暦1793年にはフランスがモナコを併合しちゃった。その後、フランス皇帝ナポレオンが没落して、由緒あるモナコ大公家たるグリマルディ家が復帰。 西暦1861年にはフランス・モナコ条約が結ばれてフランスがモナコ大公国の主権を承認しているんだけど、もしモナコ大公家たるグリマルディ家が断絶すれば、モナコはフランスの中の自治国となるなんて条項もあるらしいよ。 モナコの岩と海洋博物館 モナコの海辺の道を歩く。海も空もひたすら青い。夏の地中海だ。やがてモナコの「岩」(下の画像)が見えてくる。
画像に見える断崖の上の建物は海洋博物館。その地下にある水族館が面白いらしい。 この海洋博物館は、1910年に当時のモナコ大公アルベール1世が創立した。また、海洋調査で高名なジャック・クストーは、1988年まで海洋博物館のダイレクターを務めていた。 ちなみに現在のモナコの支配者である大公レイニエ3世(つまり、亡きモナコ大公妃にして元女優グレース・ケリーの御主人)も、海洋学の権威なのだそうだ。
モナコ・ヴィル
モナコの「岩」は、近寄りがたい断崖(右の画像)だ。その断崖の上に、モナコ・ヴィルと呼ばれる地区がある。右の画像に写っている大聖堂も、上の画像の海洋博物館も、これから見にいく大公宮殿も、そのモナコ・ヴィルの中にある。 そのモナコ・ヴィルが、モナコ公国の首都である。
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