東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

旅行記 「エミリア・ロマーニャとトスカナ(イタリア)」

01. ボローニャ到着

ボローニャに到着

今回の旅の計画を練り始めたのは数ヶ月も前のこと。行ってみたいのは、ラヴェンナ、サン・マリノ共和国、・・・ などなど。まずはいくつもの目的地を次々と移動していくプランを立てたんだ。でも、スーツ・ケースをひきずりながら移動し続ける旅って疲れるよね。

そこで眼にとまったのがボローニャ。ヨーロッパでも最古の大学で名高いボローニャの街は交通の便が良い。というよりも、イタリア北部の交通の要衝として発達した街がボローニャなんだそうな。そのボローニャにはイタリア北部の鉄道網が集まっている。ここに宿を取れば、ラヴェンナもサン・マリノ共和国も鉄道を使って日帰りで行くことができるよ。

しかも、当時の私たちが住んでいたイギリスの首都ロンドンからボローニャまでの直行のフライトがある。しかも、ロンドンからボローニャまで飛ぶ人々の多くはビジネス客らしくて、週末のフライトは空いているらしい。

更に大事なことは、ボローニャを州都とするエミリア・ロマーニャ州は、イタリアでも屈指の食材の産地なんだそうな。パルマ・ハムやパルミジャーノ・レッジャーノ(パルメザン・チーズ)はこのエミリア・ロマーニャ州の産物なんだよね。更にボローニャはモルタデッラ(ボローニャ・ソーセージ)やスパゲティ・ボロネーゼの本場でもある。

イタリア北部エミリア・ロマーニャとトスカナの略図

そんなわけで、ロンドンのヒースロー空港から飛んだ私たちは、1時間半のフライトの後にボローニャの空港に到着。イタリア時間で午後の3時だった。この旅の前半はエミリア・ロマーニャ州の州都ボローニャを拠点に、ラヴェンナ、サン・マリノ共和国などを見て歩くわけだ。

更に旅の後半はトスカナ州に移り、キャンティのワイン村、シエナ、サン・ジミニャーノ、そしてフィレンツェと旅する予定になっている。

ボローニャに滞在したKさんからのお便り

ここで、Kさんからのお便りをご紹介しようかな。Kさんもボローニャを拠点に観光したんだそうな。

ボローニャに滞在したKさんからのお便り

遅くなりましたがイタリア旅行はおかげさまで大変良い旅が出来ました。ボローニャ、パルマ、ペルージャ、アッシジ、フィレンツェを1週間で回ったのですがアドバイスいただきましたとおり、日帰りでボローニャから観光に行き、本当に正解でした。

7泊9日で詰め込んだ旅でしたがトスカーナの人々は皆大変フレンドリーでペンフレンドもでき今までで最も思い出深い旅となりました。遅くなりましたがご報告です。ありがとうございました。

Kさん、お便りを有難うございました。楽しい旅で良かったですね。次の旅に出たら、また感想などを送ってくださいね。

ボローニャで泊まるホテルは駅の前

ボローニャ空港の前でタクシーに乗り込んだ。ホテルの住所を書いたメモを運転手さんに見せ、ボローニャ市内に向かう。空港からホテルまでは15分ほど。近いのが有り難いよね。

ボローニャで泊まるホテルは駅の正面にある。この駅から列車に乗り込み、鉄道を利用してラヴェンナやサン・マリノへ向かうつもりだから、駅前のホテルが便利だと考えたわけだ。

ソフィテル

  • Sofitel
  • viale Pietramellara 59, Bologna 40121
  • Tel 051 248 248


ホテルの部屋に荷物を放り込み、さっそくボローニャ市内観光に出かける。まずはホテルの横にあるガッリエラ門(下の画像)の前で記念撮影をしようとカメラを構えたんだけど ・・・ 。

ボローニャの駅前にあるガッリエラ門(イタリア)

カメラを構えたところでギョッとした。このガッリエラ門の周囲の雰囲気が異様だったんだ。観光客の姿はない。浮浪者風の人々ばかり。駅前だからかな ・・・ と考えつつ、あわてて退散。私たちはミラノでジプシーに襲われた経験を持っているんだけど、旅は安全第一だよね。

では、ボローニャ観光に

というわけで、いきなりビビってしまうんだけど、それでくじけちゃいけないね。ともかくは、旅の前半の拠点であるボローニャの観光に出かけよう。

ボローニャで買った絵葉書(イタリア)

ところで、上の画像はそのボローニャで買った絵葉書。これからこんな街を歩いて観光するわけだ。(興味があれば、ボローニャの略年表もどうぞ。)


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