1996年09月25日 21. ウフィツィ美術館 - 1 (フィレンツェ)今日は頑張って早起きをする。8時過ぎには部屋を出発。今回の旅行で、最も気合の入っている朝だね。というのも今日の最初のお目当てはウフィツィ美術館。フィレンツェ観光の最大の目玉だ。ヴァザーリがコシモ1世の為に建てた16世紀の宮殿の中に、世界でもトップ・クラスのコレクションが展示されている。 ウフィツィ美術館の長蛇の列でも、私たちがウフィツィ美術館に到着した時点で、既に 150 メートルの行列(下の画像)が出来ている。いつもの私ならば、さっさと諦めて他に回るところだ。だが、ここは粘ることとした。フィレンツェに来てウフィツィ美術館を見ないわけにはいかないしねえ。
ようやく館内に入ることが出来たのが 9 時 40 分。1 時間以上も待たされたわけだ。それでも、早く来て良かったと思えたんだ。というのも、私たちが館内に入ることの出来た時点で、待ち行列は更に長くなっていたからね。のんびりとやって来た人は、 2 時間以上も待たされるに違いないぞ。 ウフィツィ美術館内の売店の従業員は愛想が無いぞ !!ウフィツィ美術館の中に入ったら、まずは売店で美術館のガイドブックを買う。この美術館は広くて、しかも展示品が多い。ガイドブックを参考にしながら効率良く回らなければ、体力と時間がいくらあっても足りなくなるからな。それにしても、ウフィツィ美術館の売店の従業員の態度たるや頭に来る。「売ってやるのもやぶさかではない。」という態度なのだ。全般的にはイタリアの美術館・博物館で不愉快な思いをしたことはないが、このウフィツィ美術館だけは例外だ。( 3 年後にも同じ場所で同じ思いをした。) フィリッポ・リッピの「聖母子と天使」
数多い展示品の中で最初に気に入ったのが、フィリッポ・リッピの「聖母子と天使」(右の画像は絵葉書からの取り込み)かな。その聖母が魅力的だよね。でも、子供の方はお父さん ( ? ) に似てしまったのか、ちょっと ・・・ なんて書くと、キリスト教徒の皆さんに怒られちゃうかなあ ・・・ 。 ところが、そもそもフィリッポ・リッピなる画家が、キリスト教徒に怒られちゃうような人物だった。画家フィリッポ・リッピは修道士でもあったんだけど、聖母マリアのモデルとなった修道女と駆け落ちしちゃったこともあるんだ。
ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」次のお気に入りは、フィリッポ・リッピの影響を受けたボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」(下の画像は絵葉書からの取り込み)かな。
ヴィーナスの話ちなみに、このヴィーナスなんだけど、ギリシャ神話ではアフロディテだよね。そのアフロディテはキプロス島近くの海で生まれたと考えられていたんだそうな。また、ヴィーナスの誕生は、古代から芸術作品のテーマに取り上げられていたみたい。西暦79年にヴェスヴィオ火山の噴火で埋没した古代ローマの街ポンペイの遺跡にも、ヴィーナスの誕生を描いた絵が残されていたんだ。 もう一つ余談なんだけど、古代ローマの英雄カエサル(シーザー)の家系は、女神ヴィーナスの子孫だと考えられていた。だから、ローマのフォロ・ロマーノにあるカエサルのフォロの近くには女神ヴィーナス(ウェヌス)の神殿があったんだそうな。
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