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東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅
アラン島 (アイルランド)
1996年8月
04. デューン・エンガス(ケルトの古城)
山のふもとで馬車が止まる。御者氏が言うには、「デューン・エンガスは山の上だよ。ここからは馬車は行けないから、歩いて行くしかないね。」
そんなことは、私が読んだガイドブックには書いていなかった !! と文句を言ってもしかたがない。ぬかるむ山道を登るしかない。
坂道を登り切ると、人々が岩の上に寝転がっている。
彼らは切り立ったガケの上から海面を見下ろしているのだ。私たちもおそるおそるガケの下を見下ろす。
なるほど、これは腹ばいにならなければ、怖くて見下ろすことも出来ない。そんな断崖絶壁。海面までの高さは、約 100メートルだ。
さて、いよいよデューン・エンガス。古代のケルト人が築いたと言われる石の城だ。いったい何のために彼らが城を築いたのかは、いまだにわかっていない。また、建設された年代に関しても、紀元前 800年とも紀元後 400年とも言われている。
余談ながら、「デューン」というのはケルト系の言葉で城・砦を意味するらしい。スコットランド西部にも「デューン」と呼ばれる古代ケルト人の砦が残っている。
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