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東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

真冬のアイスランド 1998年12月-1999年1月


1999年1月3日(日曜日)
7. ジープ・サファリ

最終日の今日は、ジープ・サファリのツアーに参加した。ランド・クルーザー4台を連ねて、朝の9時にレイキャビクを出発。

ジープ まずは市内から20分ほどの山の上に登る。斜面を登り切った頂上では、強風が吹き荒れ、車のドアを開けることも難しいほどだった。

ランド・クルーザーには初めて乗ったのだが、なるほど力強い車だ。岩だらけの斜面を苦もなく登るのには感心させられた。

また、ドライバー達の腕も見事 !! もともと彼らはランド・クルーザーのサークルとして活動していたらしい。しかし、需要は供給を生み出し、今ではランド・クルーザーによるツアーを専門とする会社を運営しているのだそうだ。

彼らの車と腕前を私たちに披露したところで、いよいよ島の奥地に向かう。雪原を走り、川を越え、岩を乗り越え、たどり着いたところは標高800メートルの山。途中で1台が立ち往生し、残りの車が捜索に行くほど、スリル満点のツアーだ。

山の斜面の小屋で休憩時間となる。ツアーのドライバー達が用意していたサンドイッチと飲み物で昼食。小屋には清潔なトイレもある。

雪原の夜明け

食事を終えた私は、小屋の前の凍りついたテラスで一服。ちょうど日の出の時間だ。雪山の斜面から見る雪原の朝陽 !! 太陽が完全に昇ったのは、11時20分だった。

朝陽

地球の割れ目

レイキャビクへ戻る前に、シンクヴェトリル Thingvellir に立ち寄る。ここで見逃せないのは、「地球の割れ目」(下の画像)だ。

地球の割れ目

地球の割れ目

大西洋の真ん中を、地球の割れ目が走っている。地球内部のマントル対流が、地殻を東西に押し分けているのだ。その割れ目の上にアイスランドが乗っている為に、島の一部は東へ引きずられ、残りの部分は西へ移動している。その結果として、この島の地表に大きな割れ目が出来ている。

このマントル対流の動きにより、いつかはアイスランドは二つの島に別れてしまうはずだ。といっても割れ目が広がるスピードは、100年間に1メートル。二つの島になるのは遠い先のこと。

この一帯はアイスランドにとっては歴史の舞台でもある。

西暦870年にアイスランドが発見され、ヴァイキングやアイルランドのケルト系の人々が移住し始めた。当時、アイスランドでは争いが絶えなかった。

そして西暦930年に「アルシング Althing」と呼ばれる議会を作った。そのアルシングが開かれた場所が、この地球の割れ目のあるシンクヴェトリル Thingvellir の土地だった。

大自然と歴史に満ちたシンクヴェトリルは、アイスランドの国立公園となっている。

大自然を堪能した後、空港に向かう。免税店で買い物をしようと考えていた私たちは、敢えてアイスランド・クローネを手許に残しておいた。しかし、空港の免税店の商品には米ドル建ての値札がついているではないか !! 店員に尋ねると、アイスランド・クローネでも買い物は出来るという。但し、為替レートは相当に悪い。空港に入る前にアイスランド・クローネは使い切っておいたほうが賢明だ。免税店での買い物は米ドルで支払えば良いのだから。

最後にもう一つ書き忘れていたことがある。クジラの肉も印象的だったが、その他のシーフードも美味かった !! さすがは漁業の国である。

真冬のアイスランド 1998年12月-1999年1月


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