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東西南北 春夏秋冬
ヨーロッパの旅
ブダペストの春(ハンガリー)
1996 年 5 月
07. ドナウ川から見るブダペスト
豊かな水
ハンガリーの人口は 約 1、000万人。そのうち、200万人は首都であるブダペストに住んでいる。そのブダペストが成立したのは、1873年のこと。それまで別々の街であったブダとペストが合併してブダペストとなった。
といっても、この街の歴史は古い。紀元前 50年頃には、ブダの一角にあるオー・ブダ(「古いブダ」)と呼ばれるあたりにケルト人が集落を作っていた。
集落の名は、「アク・インク」。意味は「豊かな水」。そりゃ、とうとうと流れるドナウ川の岸辺の街だからねえ、水も豊かでしょ。(但し、ときおりドナウの水が豊かになりすぎて、街が洪水に襲われることもあった。1838年3月には、雪融け水があふれて大洪水となり、多くの人が亡くなったのだそうだ。)
そして紀元 1世紀。イタリアのローマから発展してきた古代ローマ帝国がブダに兵士達の駐屯地を設け、街が生まれた。それがローマ帝国の下パンノニア州の州都アクィンクムである。
国会議事堂
ドナウ川のほとりに生まれた街ブダペスト。今度はドナウ川に浮かぶ船の上から街を眺める。
まず私たちの目を引いたのは、ドナウ川のほとりに立つ国会議事堂(右の画像)。
着工が1884年、完成したのは1904年。
優美であるだけでなく、大きな建物だ。ドームの高さは 96メートル、建物の長さは 286メートルもある。
ところが、これが実はとんでもない欠陥建築物。使われた石材の質が悪かったために、完成直後には修復が必要となり、その後も数十年間にわたって修復作業が続けられたらしい。
マーチャーシュ教会遠景
続いては、王宮の丘の上からドナウ川を見下ろすマーチャーシュ教会。
(マーチャーシュ教会について、詳しくはココをクリック。)
三粒の真珠
15世紀のヨーロッパで言われていたのが、「ヨーロッパには三粒の真珠がある」という言葉。
その一つは「水のヴェネツィア」。そして、「平野のフィレンツェ」。最後に、「丘のブダ」。
王宮
真珠に例えられたブダの丘にそびえるのが、王宮。最初の王宮は、13世紀の半ばにハンガリー王ベーラ4世(位 1235 - 1270年)によって築かれた。
しかし、その後は崩壊・改築・再建が繰り返され、現在の姿(下の画像)になったのは第二次世界大戦の後のこと。(1987年には、ブダの王宮地区がユネスコの世界遺産に指定されている。)
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