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東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅
グルジア 2000年3月
グルジアのワイン
グルジアのワイン造りは個性的だ。木の樽ではなく、陶器の壷に入れて土の中で熟成させるという伝統を持つ。
ワイン作りの方法としては、ギリシアの松脂ワインに近いのだろうな。おそらくは、昔のワイン造りの方法を引き継いでいるのかもしれない。
脱線ついでに、とことん書く。私が初めてグルジアのワインを飲んだのは 1996 年のことだった。何本か飲んだが、品質管理の面ではヒドイ状況だったね。ボトルごとに味が違うんだもの。しかも、濁っているボトルもある。
おそらくは当時のグルジアの状況下では、必要な原料や資材・スタッフを確保することが出来なかったんだろうな。
しかし、最近のグルジア・ワインは急激に品質が向上しているね。
社会情勢が落ち着きを取り戻し、必要な原料や資材・スタッフが確保された上に、新しいノウハウを手に入れているんだろうな。
西側への輸出のために頑張っているということもあるだろうし。個性が薄れてきている気もするけどね。
私が好きなグルジアのワインは、「オールド・トビリシ」という白のドライ。ちょっと酸味のあるワイン。その酸味が、例えば鶏肉の唐揚げの南蛮漬けと合ったりするのだから面白い。
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