聖ジョージ (セント・ジョージ、サン・ジョルジュなど)多くのキリスト教国で尊ばれている聖ジョージ(サン・ジョルジュ、セント・ジョージ)は、西暦270年頃にカッパドキア(現在のトルコ領小アジアの一部)で生まれた。やがて騎士となったジョージは、キリスト教を信じ、赤い十字架を身につけて、パレスティナを遍歴していた。 シレナの町の近くにある湖でのこと。人々に犠牲を強いていたドラゴンに、国の姫が犠牲となって捧げられようとしていた。 キリストに祈りを捧げたジョージは、苦闘の末にドラゴンを倒すことができた。(故に聖ジョージは、ドラゴンに槍を突き立てている姿で描かれる。) 人々に取り囲まれたジョージは、キリスト教に改宗することを奨めた。その言葉に従い、多くの人々が洗礼を受けた。 更に遍歴を続けるジョージ。しかし、当時のローマ帝国はキリスト教信仰を許してはいなかった。 古代ローマ帝国の兵に捕えられたジョージは、信仰を棄てることを拒み、首をはねられて命を落とした。西暦303年4月23日ことである。 ジョージは聖人に列せられた。
|
All rights reserved このサイトの画像 及び 文章などの複写・転用はご遠慮ください。
|