東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

ロンドンの風景(イギリス)

ガーデン・センター (ロンドン)

ロンドンで最後の年に通ったガーデン・センター

日本に帰国する前、ロンドンで暮らした最後の年に通ったのは、ガーデン・センターだった。というのも、ロンドンではずっとウッドサイド・パーク地下鉄ノーザン・ラインの沿線)にあるマンション(フラット)に住んでいたから庭の手入れなんて関係なかったんだけど、最後の一年間は庭付きの家に住むことになったからね。

イギリス人の多くは、ガーデニングが大好き。だから、ちょっと都心を離れると、あっちこっちにガーデン・センターがあるんだ。下の画像はそんなロンドン郊外のガーデン・センターの店内なんだけど、ガーデニングの道具なども可愛かったり便利そうだったり、見て歩くだけでも楽しいよね。

イギリスの首都ロンドンの郊外にあるガーデン・センターに並ぶガーデニングの道具類

ロンドンの中心部にだって、例えば大手デパートのセルフリッジなんてガーデニング用品のコーナーを置いているから、見に行っても面白いかもしれないね。

イギリスでガーデン・センターへ行くには、
英語の本で勉強しなきゃ ...

私がガーデニングに興味を持ち始めたのは、イギリス暮らしの最後の年だったと上に書いたけど、つまりは私はそれまでガーデニングに興味も経験も無かったんだ。だから、出張で日本へ行った機会を利用してガーデニングの本を買って勉強したわけだ。

そしてある日、ちょっとはわかってきたかな ・・・ と思い、いそいそとガーデニング・センターへ出かけた。苗を買いたい。肥料や腐葉土も要るかな。なんて考えながらね。

イギリスの首都ロンドンの郊外にあるガーデン・センターの店内

ところが、当然のことなんだけど、イギリスのガーデン・センターでは、全ての商品の名前は英語で書いてある。日本語の本でガーデニングを勉強した私には、自分が買いたい商品がどれなのか、全くわからない ・・・ 。

全くのお手上げ。出直しだ。オフィスの近くの本屋で、英語で書いてあるガーデニングの入門書を買い、しばらくは勉強のやり直し。「腐葉土」 ・・・ コンポスト Compost ・・・ とかね。再びガーデニング・センターへ行ったのは、それからしばらくしてのことだった。

ガーデン・センターで花の苗を買った

捲土重来のガーデン・センターで買ったのは、ラヴェンダーの苗だった。私は庭にラヴェンダーの花を咲かせたかったんだんだ。そのラヴェンダーの花の横でバーベキューをする。炭火で焼いた料理を食べながら、冷えたワインを飲もうというわけだ。

イギリスの首都ロンドンの郊外にあるガーデン・センターの花の苗

もちろん、勉強の成果を発揮して、腐葉土や肥料なども買ったけどね。

買い物の成果を車に積み込み、自宅に戻る時って、とっても楽しいよね。この苗をどんな風に植えようかなって。

余談ながら、ロンドンで私が植えたラヴェンダーも花を咲かせてくれた。が、フランス南部プロヴァンス地方の村ヴァレンソールセナンク修道院のラヴェンダーの花にはかなわないね。プロヴァンスとロンドンでは太陽が違うもの。

ガーデン・センターで買ったばかりの苗を庭に植える

ガーデン・センターで苗を買ったら、すぐに庭に植えたくなるよね。というわけで、ねじり鉢巻で週末に汗を流したんだ。

ついでなんだけど、イギリスのガーデン・センターには、たくさんのバーベキュー用品も置いてある。だってねえ、ガーデニングにはバーベキューがつきものなんだから。もちろん、庭で汗を流した後は、バーベキューで肉を焼いて冷やしたビールやワインだよね。

その後、私たちは日本に帰国した。それから住んでいたのは社宅のビルの5階だった。庭なんて無い。ガーデニングも縁遠くなってしまった。テラスやリビング・ルームでいくつかの鉢植は育てたけどね。ときおり、ロンドンのあの庭を思い出すんだ。あの庭でバーベキューをしたいな。それから、あのラヴェンダーはどうしているかな。この夏も花を咲かせたかな ・・・ 。


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