東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

ロンドンの風景 + その周辺 (イギリス)

1993年 - 2001年


イングリッシュ・ブレックファスト (ロンドン)

Warning !!

このページに述べられている見解は、の独断と偏見に基づくものであり、我が家の公式見解とは言い難いことに留意されたい。


イギリス料理はマズイ !! と言われる。イギリスで営業している中華料理店やインド料理店、イタリアン・レストランやフレンチ・レストランのことを言っているのではない。イギリスのレストランで出されるイギリスの料理のことを言っている。

確かに基本的には、その通りだ。名物と言われるロースト・ビーフなんて、ちっとも美味いとは思わない。フィッシュ・アンド・チップスだって、一部の例外(中にはフィッシュ・アンド・チップスの美味い店もある)を除けば、さほど美味くもない。

ところがだ。典型的なイギリス料理の中にも美味いものはある。それがイングリッシュ・ブレックファストだ。(たとえ、この意見に同意する人が少ないにしても !!)

ロンドン出張時には、
毎朝欠かさずイングリッシュ・ブレックファスト

というわけだから、私がロンドンに出張しているときには、毎朝欠かさずイングリッシュ・ブレックファスト(下の画像)を食べている。

イングリッシュ・ブレックファスト (ロンドン)

これぞ当たり前のイングリッシュ・ブレックファスト

上の画像は、どうってことはないホテルの朝食のイングリッシュ・ブレックファストだが、参考までに解説しておこう。
  • 真ん中にあるのは、言うまでもないが、卵だ。これはオムレツでもスクランブル・エッグでもいけない。フライド・エッグじゃなきゃダメ。それも完全に焼いちゃダメ。ちょっと柔らかい部分が必要なんだ。

    あのね、イギリスの卵にはサルモネラ菌がついているからさ、完全に火を通さないと危ないよ。(イギリスのタマゴのサルモネラ菌については、下に詳しく書きました。参照してくださいね。)

  • その上にあるのはビーンズ。大豆だな。これが身体に良いんだ。

    (やけど、味付けが甘すぎるんや。しかも、ドロドロになるまで柔らかく煮込みすぎやで。)

  • 時計回りで行くが、ビーンズの右下にあるのがベーコン。これがカリカリで脂身もたっぷりで美味いんだな。

    確かに脂身が多いよね。若い人だったら大丈夫かもしれないね。でもさ、あんたも自分の年齢を考えないとね。脂肪の取りすぎはダメなんじゃないの ?? しかも、イギリスのベーコンは塩味が強すぎてね。これも身体に悪いよね。

  • 卵の下にあるのは、グリルしたマッシュルームだ。キノコ類は健康に良いぞ。

    (どちらかといえば、俺には炭になったマッシュルームに見えるな。しかも、ベーコンの脂をたっぷりと吸収しとる。それでも健康に良いんか ?? )

  • マッシュルームの左にあるのは、グリルしたトマトだ。ビタミンも必要だからな。

    こんな風に料理したトマトに、果たしてどれほどのビタミンが残っているのか、イギリスの保険行政の方々はテストしたのかな ... 。仮にビタミンが残っているにしても、とにかく焼いたトマトは嫌い !!

  • 最後は、トマトの上、卵の左にあるソーセージだ。世界でも最も柔らかいソーセージかもしれん。(我が家では、「フニャソー」、つまりフニャフニャ・ソーセージと呼ばれている。)

    (組成から考えれば、混ぜものの多いチクワみたいなもんやな。要はデンプンが多いわけだ。総合的に考えて、君の朝食の内容は、塩、コショウ、油、砂糖、まずまずのタンパク質、大量の脂、わずかばかりのビタミンの残骸というわけだ。)

イギリスのタマゴは危ないか ??
(サルモネラ菌の危険について)

イギリスのタマゴは危ないか ?? (サルモネラ菌の危険)について、ロンドンの Takemuraさんからメールを戴きました。ロンドンに20年もお住まいの上に、料理関係のお仕事をされている方の情報です。貴重ですよ。



  • かつて、ロンドンではサルモネラ菌が流行ったことがある。今でも 100% サルモネラ菌がないとは言いかねる。
  • しかし、その危険性は大きく低下している。
  • 御自身は20年間にわたって毎日タマゴを生で食べているが、一度も感染したことはない。


Takemuraさん、情報を有難うございました。また何かありましたら、メールにてお知らせくださいね。




イングリッシュ・ブレックファスト補足

  • 上の画像には無いんだけど、本当は私の大好きなイングリッシュ・ブレックファストの構成要素があるんだ。それはブラック・プディング。

    血で作ったソーセージみたいなものだ。見たところ炭みたいに真っ黒なんだけど、この味が濃厚で美味いんだよね。

    なお、シティの中にある私の好きなパブのイングリッシュ・ブレックファストには、上に書いたブラック・プディングも出てくるんだ。

  • 上に書いたシティのパブなんだけど、グリルしたトマトではなく、生のトマトが出てくる。これは珍しいイングリッシュ・ブレックファストだと思われる。

  • ブレックファストを日本語に訳せば朝食。だけど、イングリッシュ・ブレックファストは、朝に限らず食べることが出来る。

    もちろん、店によっては出せる時間帯がある。だけど、昼でも午後でも夜でも出している店は少なくないよ。

  • イングランドではイングリッシュ・ブレックファスト、スコットランドではスコティッシュ・ブレックファスト、ウェールズではウェルシュ・ブレックファスト、アイルランドではアイリッシュ・ブレックファスト。

    だけど、殆んど違いはない。国による違いよりも、店による違いの方が大きいようだ。

    但し、その国ではその国の呼び方に従った方が無難だ。つまり、スコットランドでイングリッシュ・ブレックファストと注文するのは止めたほうが良い。食事の量が減るかもしれない。民族感情は尊重した方が賢明だ。

  • イングリッシュ・ブレックファストには、正しい注文方法がある。

    相手はまず卵の焼き方を尋ねてくるかもしれない。その場合、一切の躊躇を示さずに「フライド・エッグ」と答えること。

    次の相手の質問が「他に何を ??」だったら、迷わず「エヴリシング Everything !!」と答える。これで完璧だ。

  • イングリッシュ・ブレックファストは少々品の悪い料理だと誤解している人もいるかもしれない。だが、世の中には、ミシュラン星付きのレストランで食べるイングリッシュ・ブレックファストというものもある。これは美味いぞ !!

    興味のある方は、レストラン・ガイド [ イギリス編 ] の中にある「デヴォンの森のレストラン ギドリー・パーク」のページを読まれたい。
しかしねえ、なんでイングリッシュ・ブレックファストのページが、この「イギリスの風景+その周辺」のコーナーで最も長いページになるかねえ ... 。

【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索


関連書籍

参考になる・・・かもしれない本を探してみました。(本の題名をクリックすれば詳細が表示されます。)

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