東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

ニース・エズ(フランス)とモナコ大公国の旅

+ロンドン (2002年2月)


09. ネグレスコ・ホテルのレストランでディナー
(ニース、フランス)

イルミネーションに飾られた夜のニースを見ているうちに、ディナーの時間が迫ってきた。あわててホテルに戻り、さっと汗を流してジャケットとタイを身に着ける。今夜のレストランはミシュラン二つ星だから、まともな格好で行きたいものね。

ニースを代表する老舗 「ネグレスコ・ホテル」

ネグレスコ・ホテルの夜景(ニース、フランス) 今夜のレストランは、ネグレスコ・ホテル(右の画像)の中にある。多くの観光客が集まるニースを代表する老舗のホテルだ。このホテル自体がニースの観光名所でもある。

1913年にこのホテルを建てたのは、ルーマニア出身のアンリ・ネグレスコ。設計を担当したのは、パリのエッフェル塔を設計したギュスターヴ・エッフェルなんだそうな。

しかも、このホテルには歴史的な著名人が宿泊していた。例えば、フランソワ・サガン、ジャン・コクトー、アーネスト・ヘミングウェイなどなど。




ミシュラン二つ星のレストラン 「シャントクレール」

ネグレスコ・ホテル内のレストラン「シャントクレール」の店内(ニース、フランス) そして右の画像が、ホテル・ネグレスコ内にあるミシュラン二つ星のレストラン 「シャントクレール」の様子。

こんな店で一人で食事するなんて変わり者だと思われるかと心配していたんだけど、私以外にも一人で食事をする人もちらほら。皆さん、週末を一人で過ごす出張中のビジネス・マンかしらね。

詳しくはヨーロッパ・レストラン・ガイドで

このレストラン 「シャントクレール」についてもっと詳しく知りたい方は、このサイトのヨーロッパ・レストラン・ガイド [ フランス編 ]の中にある「シャントクレール(ニース)」のページを読んでくださいね。

ロシア皇帝のためのシャンデリア

ネグレスコ・ホテルのロビーの奥に真っ直ぐ進むと、広いホールがある。その天上の中央から下げられているのが、巨大なシャンデリア(下の画像)。これが、ネグレスコ・ホテルのお宝なんだ。

ネグレスコ・ホテルのお宝シャンデリア(ニース、フランス)

重さ 1 トンを越え、1万6千以上のクリスタルで作られたシャンデリア。ロシア皇帝ニコライ二世の為に作られていたんだ。でも、このネグレスコ・ホテルが建てられて数年後、ロシア革命によってロシア帝国は崩壊してしまった。その結果として行き場を失ったシャンデリアは、このニースにやってきたというわけだ。

【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索


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旅行記「パリに住んだ ... つもりの9日間(フランス)」
旅行記「夏のプロヴァンス(フランス)」
旅行記「初秋のブルゴーニュ(フランス)」
旅行記「モン・サン・ミシェルとサン・マロ(フランス)」

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