東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

旅行記 「夏のプロヴァンス」 (フランス)

エクサン・プロヴァンス、ラヴェンダー、ヴァレンソール、ムスティエ、セナンク、ゴルド、マルセイユ

10. エクスのレストラン「ギュー・エ・フィス」

プロヴァンス地方のプチ・リュベロンの眺め

オリーブ農園で買ったオリーブ・オイルやオリーブのピクルスを両手に、バスに乗り込む。

フランス南部プロヴァンス地方にあるプチ・リュベロンの眺め

エクサン・プロヴァンス(エクス)に戻るバスの車窓から見えたのは、上の画像にあるプチ・リュベロンだった。あとは居眠りだ。ツアーの旅行って、バスで眠っちゃうんだよね。

エクサン・プロヴァンスのミラボー通り

エクサン・プロヴァンス(エクス)の街のホテルに戻った。部屋に荷物を置き、すぐに出かける。まずは市内のミラボー通り(下の画像)を散歩だ。

フランス南部の街エクサン・プロヴァンス(エクス)のミラボー通りの風景

ミラボー ・・・ 聞いたことがあるぞ。そう、あのフランス革命で名高いミラボーだね。正しくはミラボー伯爵ガブリエル・オノレというらしい。伯爵 ・・・ つまり貴族なんだけど、革命の際には人気のある政治家だったらしい。

革命が始まって間もない西暦1791年に病気で亡くなり、その結果としてフランス王室が周囲から浮いてしまって、やがてはフランス王ルイ16世と王妃マリー・アントワネットの処刑に至ったとする説もある。

そのミラボー伯爵の名前が何故にエクサン・プロヴァンス(エクス)の街の通りに付けられたのか。彼はこの街で結婚したということで、エクサン・プロヴァンス(エクス)にゆかりの人物なんだそうな。結局は離婚に終わっちゃったらしいけど。

ピーター・メールの「プロヴァンスの12ヵ月」で有名なレストラン

そんなフランス革命と縁もゆかりも ・・・ ちょっとだけあるミラボー通りから脇道に入ったところにあるレストラン「ギュー・エ・フィス」に入った。そのレストランの店内の様子が下の画像だ。

フランス南部の街エクサン・プロヴァンス(エクス)のレストラン「ギュー・エ・フィス」の店内

このレストラン「ギュー・エ・フィス」は、ピーター・メールの本「プロヴァンスの12ヵ月」に登場して有名になった店なんだそうな。もちろん私は、その本を読んだことはないんだけどね。

昨夜のディナーのレストラン「クロ・ド・ラ・ヴィオレット」が気に入ったもんだから、今夜もその店で食べたいと思ったんだ。でも、あいにくと予約でいっぱいらしいから、今日は他のレストランへ来たというわけだ。昨夜はその店に予約してあったんだけどね。

レストラン「ギュー・エ・フィス」の「陽気」なご夫婦

レストランのご主人夫婦が下の画像だ。ピーター・メールの本で「陽気」な人々と紹介されている。確かに明るく元気なお二人だったね。でも、英語は苦手みたい。フランス語のわからない私たちには細かい意思の疎通がちょいと難しかった。「プロヴァンスの12ヵ月」の著者のピーター・メールさんは、フランス語を話せたのかな。

フランス南部の街エクサン・プロヴァンス(エクス)のレストラン「ギュー・エ・フィス」のご主人夫婦

ところで、このレストランの料理なんだけど、「プロヴァンスの12ヵ月」では地方料理を出すと書いてあった。私たちが食べたのは、パスタと肉料理。それに地元のワインだ。エクサン・プロヴァンス(エクス)の郷土料理がどんなものかはよく知らないけど、パスタもこの地方の料理なのかな。ひょっとすると本に「地方料理」とあったのは、「田舎料理」と理解すべきだったのかもしれないな。

でも、このレストランの料理、美味しくないわけじゃなかったんだよ。そりゃ昨日のミシュラン一つ星のレストランの料理の方が美味しかったけどね。ピーター・メールの本「プロヴァンスの12ヵ月」の雰囲気を味わいたい人には、このエクサン・プロヴァンス(エクス)の店「ギュー・エ・フィス」も良いかもしれないね。


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