エクサン・プロヴァンスのレストラン「クロ・ド・ラ・ヴィオレット」エクサン・プロヴァンス(エクス)郊外で画家セザンヌのアトリエとサント・ヴィクトワール山を見て、バスで市内に戻ってきた。17時にはホテルの部屋に入り、ちょいとお昼寝。ツアーの参加者たちはエクス市内を観光しているだろうけどね。18時半に目覚まし時計で起床。シャワーを浴びて着替えを済ませる。ホテルからタクシーで街外れにあるレストランに向かう。やって来たのは高級住宅街の一角にあるミシュラン一つ星のレストラン「クロ・ド・ラ・ヴィオレット」。もちろん事前に予約しておいた。
案内されたテーブルに落ち着き、上の画像にある庭を見渡す。よく手入れされているね。木々が和らげてくれた風が心地良い。カラッと乾いた夏のプロヴァンスでは、庭での食事が最高だね。
フランス南部で飲みたかったワイン、バンドールのロゼアペリティフは何にしますか、と訪ねるギャルソン。店のスペシャルみたいのはあるのかな、と私。待ってましたとばかりに微笑んだ彼は、自慢のアペリティフを説明する。では、それを戴こう。やがて登場したアペリティフは、シャンパンをベースに桃とイチゴのジュースを合わせたもの。その爽やかなアペリティフを飲みながら、料理を考える。コースにするか、アラカルトにするか。迷った挙句にアラカルトを選んだ。シーフード主体で料理を注文した。
続いてワインだ。これは迷い無く、フランス南部の海辺で作られているバンドールのロゼ(上の画像)。私の大好きなワインなんだ。しかも、注文したシーフードに合うはず。夏のプロヴァンスの庭での食事にもぴったりのはず。香りも爽やかだし、色も美しいでしょ。
エクスのレストラン「クロ・ド・ラ・ヴィオレット」の料理アペリティフ、アミューズ・グール、ワインを楽しみ、料理を待つ。そこに二種類のパンが出てきた。ゴマとベーコンのパンと黒オリーブのパン。ワインと黒オリーブのパンがいける。が、料理が出てくる前にお腹いっぱいになるわけにはいかん。ところが、ギャルソンがパンのお代わりを持ってくる。いやいや、・・・ でも、ついつい手が出てしまった。 私の前菜はアサリと刻んだズッキーニのグリル。その上にはズッキーニの花の天ぷら。家内の前菜はサーディンのマリネ。見た目には私の前菜の方が美味しそう。でも、家内のサーディンの方がシンプルで良いかも。どちらもとっても美味しいけどね。
そして私のメインは、上の画像にあるシーバス(鱸)のグリル。シンプルな料理なんだけど、素材の良さに加えて、焼き具合が抜群。ちょいと上に乗せてある鱸の皮がパリパリで香ばしくて絶品だった。
チーズとデザートとコーヒー、そして明日は ・・・料理に満足したら次はチーズだ。フランスに来て、良いレストランで食事して、美味しいワインを飲んだら、チーズを味わうことは必須だからね。たくさんの種類のチーズがテーブルの横に運ばれてきた。いつものように家内は軽いチーズをいくつか。私は香りがきつめの強いチーズをいくつか。私のチーズをちょいと味見した家内によれば、うっと吐きそうになったらしいけど。いやいや、私には絶品のチーズだったよ。人の好みは難しいもんだね。
続いて家内のデザートはチーズとバニラのムース。家内のコメントによれば、ちょいともったりとし過ぎているらしい。私のデザートはイチゴのサラダにバニラのムースを添えたもの。ギャルソンが絶対の自信を以て勧めていたものなんだけど、なるほどイチゴが最高だった。
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