前菜はフォアグラさて、ストラスブールにあるミシュラン三ツ星のレストラン「ビュールイーゼル」で食べた料理を詳しく説明しようかな。まず前菜はフォアグラ。このアルザスはフォアグラの名産地だからね。そのフォアグラの脇にはブイヨンのゼリー、クルミの実と白ブドウ。硬く焼いたパンも添えられている。シンプルな料理だよね。ところが、これがフォアグラの極致だった。そもそもフォアグラ自身が今までに口にしたものの中でも最高のもの。加えて添えてあるブイヨンのゼリーやクルミの実や白ブドウとの相性も良い。ブリオッシュとは違う固いパンも美味い。シンプルだけど、素材の良さと変化を楽しむことの出来る料理だったね。 気さくな店のマダム食事の合間にレストランのマダムが挨拶に回ってくる。昨夜のミシュラン三ツ星レストラン「オ・クロコディル」のマダムは銀座のクラブのママさんの風情だったけど、このビュールイーゼルのマダムは優しげで気さくな雰囲気だった。先ほど食べた前菜のフォアグラと同じく、飾り立てることよりも自然な感じで好感が持てるね。(オ・クロコディルのマダムが嫌いというわけじゃないよ...。) メイン料理はブレス・チキンやがて、深い紺色の陶器がテーブルに運ばれてきた。これが今日のメイン料理なんだ。陶器の蓋となっているパイを、黒い制服のギャルソンが取ってくれる。
陶器の中から姿を表したのは、丸々と太った一羽のブレス・チキン。その周囲には野菜。今日のメイン料理は、ブレス・チキンを野菜と一緒に陶器の器に入れてオーヴンで加熱したキャセロールなんだ。(ブレス地方はフランスでも最高級とされるチキンの名産地。)
そのブレス・チキンと野菜をギャルソンが皿に取り分けてくれる。極めてあっさりとした味付けが、チキンの美味さを引き立てている。陶器の中でチキンを取り囲んでいた野菜には、チキンのエキスがしみこんでいる。素材の良さを活かしきった美味しさ。二人で太ったチキン一羽をペロリと平らげてしまった。しかも、ワインとの相性も良かったねえ。(おかげでワインを追加しちゃった。) |
デザートも素晴らしい大満足の食事。既にお腹も苦しくなっている。でも、これだけ美味しいレストランでデザートを逃すわけにはいかないね。注文したデザートは、洋ナシのワイン煮をカラメルでコーティングしたものにビールのアイスクリームを添えたもの。それにオレンジとイチゴのスフレ。どっちが美味しいかで家内と口論をしそうなほど、どちらも美味い。 最高ランクの評価食事の後、ソファーの部屋に移動してコーヒーを飲む。ついでにディナーの代金を支払い。さすがに 2,000フラン(約4万円)を越えた。でも、それだけの価値はあったね。今までに食事をしたミシュラン三ツ星のレストランの中でも最高ランクに評価したい。昨夜の「オ・クロコディル」よりも遥かに上を行く。リヨンにあるフランスを代表するレストラン「ポール・ボキューズ」に勝るとも劣らない。 レストランで呼んでもらったタクシーでホテルに帰りついたのは12時近く。長い長いディナーだったわけだ。それでも最後まで美味しく楽しい時間を過ごすことができた。最後まで飽きさせることない素晴らしい店というわけだね。 さて、この美味しいブレス・チキンを食べさせてくれた店についてもっと詳しく知りたい方は、このサイトの中にあるヨーロッパ・レストラン・ガイドのミシュラン三ツ星レストラン「ビュールイーゼル」のページを読んでね。
All rights reserved このサイトの画像 及び 文章などの複写・転用はご遠慮ください。
|