東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

アルザスとストラスブール フランス

- ワインと美食と歴史の旅 -


08. アルザス名物 シュークルートでランチ


コルマールからリクウィールへ
(アルザス地方、フランス)

古い街並みや建物を誇る上アルザス地方(アルザス南部)の中心都市コルマールを見て回った私たちは、コルマールの駅に戻った。まずはトイレを拝借。そして、駅前の乗り場で一台のタクシーに乗り込む。

そのタクシーの運転手の名前はジョエル。日本語の言葉を知っているという。尋ねてみれば、知っている言葉は「オハヨウ」だった。でもさ、何を言っても「オハヨウ」ばかりなんだ。それじゃ文字通りに「オウムがえし」だよ。

土砂降りの雨の中を頑張るジョエル

タクシーが田舎道を走り始めた途端に土砂降りの雨。車の中に入るときに降り出すというのは、運が良いと喜べばよいのかねえ。

やがて、私たちの次の目的地 リクウィールの村に到着。でも、御目当てのレストランは何処だ ?? 土砂降りの雨は止みそうな気配も無いぞ。

ところが、「オウムがえし」のジョエルが根性で頑張る。激しい雨に濡れながらも雨宿りをしている人々に道を尋ねて、なんとか私たちの教えた住所を捜し出してくれたんだ。おかげで御目当てのレストランに入ることが出来た。本当にありがとうね、ジョエル。

まずはエスカルゴ

リクウィールで食べた前菜のエスカルゴ(アルザス、フランス) ジョエルが頑張ってくれたおかげで見つけることのできたレストランで、ようやくランチにありつけた。まずは前菜のエスカルゴ(右の画像)。

エスカルゴがアルザス名物というわけじゃないんだけど、ヴォージュ山脈の森が近いからエスカルゴも美味しいに違いないと思ったわけだ。しかも、季節は春。柔らかな新緑を食べたエスカルゴは、森の味がするに違いないぞ。

アツアツのエスカルゴの殻をハサミのような道具でつかんで、中身を引っ張り出す。火傷をしないように口の中に放り込む。濃厚な味が広がる。臭みも無い。良い素材を使っているに違いないぞ。




ワインは地元リクウィール村のリースリンク

ところで私たちが頼んだワインはリースリンクの1994年もの。リースリンクとは、地元アルザスやドイツの伝統的なブドウ品種の一つだよね。しかも、このレストランのある村リクウィールのワイン生産者であるヒューゲル社(ユーゲル社かな)のものなんだ。

リクウィールで飲んだリースリンク(アルザス、フランス)

香りはさほど強くはないけど、口当たりが良くて、しかもしっかりとした酸がある。のどの奥に流し込めば、ほのかに柔らかな蜂蜜のような後味。良いワインだねえ。と店の若者にほめると、無愛想な若者がにっこりと微笑んでくれた。

メインはアルザス地方の名物料理 シュークルート

飲み物が地元リクウィールの村のワインならば、メインだってアルザスの名物料理 シュークルートなんだ。私たちがこのリクウィール村までタクシーを飛ばして来たのも、この村のワインを飲み、シュークルート(下の画像)を食べるためだったんだから。

リクウィールで食べたアルザス名物のシュークルート(アルザス、フランス)

シュークルート・・・ドイツではザウアークラウトというのかな。つまりは酢漬けのキャベツだよね。でも、ここアルザスでシュークルートを注文すると、酢漬けのキャベツと一緒に煮込んだ数種類のソーセージ・ハムやジャガイモが出てくる。

ドイツで出てきそうな料理だよね。それもそのはず、このアルザス地方は17世紀までは神聖ローマ帝国領だったんだ。その後もドイツ領になったりフランス領になったり...。そんな歴史が生み出した料理が、このシュークルートかな。

肝心の料理の味なんだけど、意外にも上品で洗練された味だったよ。おそらくは一緒に煮込んである酢漬けのキャベツのおかげなんだろうね。しかも、ほとんど調味料を使っていないみたい。ソーセージやハムに使われている塩とスパイスだけなんじゃないかな。ついでに、テーブルの真ん中においてある芥子を使えば、もっと味が引き立ったね。

伝統的アルザス料理の店 オー・ペシェ・ミニョン

さて、今日の私たちのランチの舞台となったレストランなんだけど、ワインの村リクウィールの中にある「オー・ペシェ・ミニョン」という店。アルザスの伝統料理を出す店なんだ。テーブルが四組だけの小さな家族で経営している店。デザートの洋ナシのタルトも食後のコーヒーも美味しかったよ。

しかも、普通の民家のリビングのような気さくなダイニング・ルーム(下の画像)も好感が持てたね。

リクウィールにあるレストランの内部(アルザス、フランス) リクウィールにあるレストランの内部(アルザス、フランス) リクウィールにあるレストランの内部(アルザス、フランス) リクウィールにあるレストランの内部(アルザス、フランス)

このレストランの詳細に関しては、ヨーロッパ・レストラン・ガイドのコーナーの中にあるシュークルートが美味しい「オー・ペシェ・ミニョン」のページを参考にしてくださいね。

【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索


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