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東西南北 春夏秋冬
ヨーロッパの旅
エジプトの旅
1996年12月 - 1997年1月
カイロ、ルクソール、アスワン、アブシンベル
04. 考古学博物館
ギザのピラミッドから、渋滞のカイロに戻る。
バスが到着したのはエジプト考古学博物館。
エジプト各地から出土した数多くの文化財が展示されている。エジプト観光では見落とせない場所だ。
数多くの展示品の中でも、私のお気に入りは「ラヘテプとネフェルトの像」(右の画像)。
二人の墓から発見された像である。
ちなみにラヘテプ氏は、エジプト古王国第3王朝の王子だったとのこと。
ということは紀元前26世紀のクフ王のピラミッドよりも古い !!
この考古学博物館の中でも最大のお宝といえば、ツタンカーメン王の黄金の埋葬品の品々だろうか。
右にあるのは、彼の黄金のマスク。
若くして亡くなったツタンカーメンの顔に似せて作ってあるらしい。
マスクの額の部分にあるコブラは、王の至高性を示している。
ツタンカーメン
エジプト新王国第 9 王朝の王。在位は紀元前 1361 年から 1352 年まで。
彼の墓は、ルクソール近くの「王家の谷」にあった。発見されたのは 1922 年のこと。
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ツタンカーメン王とワイン
エジプトの考古学博物館から話がズレちゃうんだけど、ツタンカーメン王の墓の副葬品の中には、白ワインもあったんだそうな。2006年2月にスペインの学者が分析した結果なんだそうな。従来、エジプトで白ワインが醸造され始めたのは3世紀頃とされていたから、それよりも1600年もさかのぼることになるらしいよ。
ツタンカーメン王の墓の副葬品の中には、6つの壷があり、その全てから酒石酸が発見された。つまり、そこにはワインが入っていた。しかし、赤ワインの特徴であるシリンギ酸が発見されたのは一つだけ。つまり、残りの五つの壷には白ワインが入っていたと推測されるんだそうな。
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